ハート・ロッカー
2004年夏、イラク・バグダッド郊外。アメリカ軍爆発物処理班・ブラボー中隊のリーダーに、ウィリアム・ジェームズ二等軍曹(ジェレミー・レナー)が就任する。まるで死への恐怖などないかのように遂行されるジェームズの爆発物処理の様子に、仲間のサンボーン軍曹(アンソニー・マッキー)らは不安を抱くようになり……。
ゼロダークサーティやデトロイトで有名なキャスリーンビグロー監督の代表作。 イラク戦争の爆弾処理がテーマの戦争映画であり、人物描写や一部アクションシーンが非常に優秀な映画です。 爆弾処理における緊張感がよく描かれており、彼ら米軍兵士は何が怖いかというと一般人とテロリストの区別がつきにくいところなんですよね。仲間が処理に近づくとき、味方は周囲にテロリストがいないか警戒するのですが、どれが敵なのかわからない(どいつもこいつも同じアラブ人に見える)ため、どう警戒したらいいのかすら曖昧です。だからこそ、サンボーンはワンマンなジェームズに切れ散らかします。しかし、そのジェームズの大胆さによって救われることもあります。 戦争の緊張感もそうですが、銃撃戦の描写が意外と良質です。途中、あやしい建物に突入するシーンがあるのですが、こちらきちんと互いの死角をつぶしながら奥へ入っていきます。わかる人にはたまらないシーンです。また、対戦車ライフルで狙撃するシーンもちゃんと長距離による時差の着弾や、装弾不良の解消だったり、ジュースを用意して射手に飲ませたり、貴重な描写が多いです。こういう表現があると、とても嬉しくなりますね。 イラク戦争の描写もさながら、アクションも優れている貴重な一作です。
このレビューにはネタバレが含まれています
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