検索 映画ポップコーンについて
登録/ログイン

「気づけば悪夢に誘われる」 哀愁しんでれら ワンダーさんの映画レビュー

哀愁しんでれら The Cinderella Addiction

気づけば悪夢に誘われる

2021年2月21日 13時04分 役立ち度:0人
総合評価: 4.0
出演者の顔触れや予告から「テレビ的な域を出ない安易な作品」なのではないか」と敬遠していた。しかし本作がTSTAYAのコンテストで賞を獲得した気鋭の監督の作品だということで劇場鑑賞。印象的だったのは土屋太鳳の存在。そのハードな作品性から3度も出演を固辞しながら、監督のラブコールで出演を決めたという。そんな彼女はいささか荒唐無稽な物語の中で実在感を保って演じていた。親子関係に執着するところ、正しくあろうとかられるところ、艶めかしく夫に接するところなどテレビのイメージを払拭し、この映画の独特のイメージを支えていた。なにより彼女は正直ものゆえの不幸がよく似合う。そうした土屋太鳳の輝きは、渡部監督の手腕によるところも大きいと思う。ブラックコメディのような入り方で油断させながら、秀逸なせりふ回しでハッとさせ、不可解な人物たちの言動で禍々しい世界に誘っていく。映画館は夢を観に行く場所であるが、同じ夢でも悪夢を描く監督がいてもいい。この監督の作品、チェックしておくべきである。
詳細評価
  • 物語
  • 配役
  • 映像
  • 演出
  • 音楽
イメージワード
  • ・楽しい
  • ・笑える
  • ・不気味
  • ・不思議
  • ・絶望的
  • ・知的
このレビューは役に立ちましたか? 役に立った

オススメ情報

↓↓みんなが読んでいる人気記事↓↓

【2024年】動画配信サービスおすすめランキングに注意!人気を無料や利用者数、売上で比較!徹底版

→【すぐわかる】動画配信サービスおすすめランキング【忙しいあなたへ】人気を無料や利用者数、売上で比較!簡易版

映画のレビューを書くと、あなたの好みの映画が見つかります!

似ている作品