歪んでるけど純粋な愛の形
このレビューにはネタバレが含まれています
2020年9月14日 09時55分
役立ち度:0人
総合評価:
3.0
傍から見たら歪んでいる異様な愛の形もお互いが受け入れ合えば純粋な一つの愛の形なのだと妙に納得させられる映画でした。
ドレスなどの衣装が綺麗だったのと、平凡な女の子がドレスを着ることでどんどん華麗に、美しく変化していく過程が観ていて楽しい気持ちになりました。
建物、衣装、食器等ひとつひとつにこだわりが見られ、映像や音楽がとても繊細で綺麗です。
仕立て屋のレイノルズとウェイトレスのアルマが運命的な出会いを果たすシーンがありましたが、そこから急に二人の関係性が発展していったような印象があり、一目ぼれといっても、もう少し、2人の感情の機微や接近していく過程を丁寧に描いてくれたら良かったなぁと思った点が少し残念でした。
仕事も恋愛もあれほど夢中になれる存在というのは幸せなことだなと思います。
主人公のアルマにあまり共感できなかったのがこの作品にそこまで感情移入できなかったポイントであり、残念でした。けれど、新たな愛の形を発見できる作品です。