恋愛に正解はない。
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年1月13日 11時57分
役立ち度:0人
総合評価:
5.0
ダニエル・デイ・ルイスの俳優引退作品。
悲しい…。
布を裁ち、その人に合った一点物のドレス、オートクチュールを作っているレイノルズは曲者。
同じ屋根の下、女性と住んでいるのに、部屋は別。姉シリルと共同経営なのは分かるけど、レイノルズと彼女と姉さんが一緒に朝食を取る。絶対、嫌だ。
しかも、シリルが忠告すると、受け入れるレイノルズ。?シスコン?…。
仕事が一段落して休養のため別荘へ行ったまでは良かった。レストランに入って、アルマと出逢ってしまった。
レイノルズにとって、彼女は求めていた完璧なミューズ。姉さんの忠告も聞かず、家に招き入れる。
でも、そこは曲者レイノルズ。アルマは、普通の男女関係を求めているけど、部屋に入るのさえ許されない。同じ家に住んでいるのに。
そこから徐々に徐々に、アルマが変わって、立場は逆転。
そして、二人の愛が、完璧なものになる…。
傍から見たら、理解不能かもしれない。
街で見る、知らない夫婦やカップルは、「普通」?
男女2人の関係は、2人にしか解らないこと、2人でも解らないことだらけ。
ポール・トーマス・アンダーソン監督が、実生活で寝込んだ時に「もしや?」と頭をよぎった考えから、この映画が出来たそうです。寝込んでくれてありがとう。