チャイコフスキー
ソ連モスフィルムの70ミリ映画。 チャイコフスキーの、子供の頃から、晩年まで、を描く大作です。 モスクワ音楽院で、ピアニストと、ピアノ協奏曲第1番第1楽章の楽譜の仕上がりについて、意見が合わない、シーンの演出は、見事。 次に、歌劇:スペードの女王の舞台のシーン、があるのは、素晴らしい。 そして、交響曲第6番の第4楽章の終わりのパッセージのホルンとトロンボーンの和音で、この大作映画は、悲しく終わります。 他に、フォン・メック夫人にレターで嫌がらせされたチャイコフスキーですが、この映画の描きは、中途半端でガッカリです。 全体的構成に隙は無く、まとまっていますが、欠点の無い、社会主義的の冷たい演出は、ソ連の映画なので、仕方なかったようです。
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