予備知識が必要かも?
2021年2月22日 15時59分
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総合評価:
4.0
全編モノクロのネットフリックス制作の映画です。モノクロに抵抗がある方は見づらさを感じるかもしれませんが、画素は粗くないので、イメージとしては現代の映像技術でそのまま白黒にした感じです。わざとつけたフィルム傷のようなものはありますが。シーンの切り替えも昔の映画のようでクラシックでよかったです。白黒だからか、女優陣の美しさやパーティーシーンの豪華さが際立っていました。細かいですが、衣装や小物などが素敵です。
肝心のストーリーは市民ケーンの脚本家である主人公がいかにして脚本を書き上げたか、という内容ですが、市民ケーンを見ていないと理解しにくい部分は多々あったかもしれません。本作を見たあとに市民ケーンを見たらまた本作の感想が変わるかもしれません。本作に出てきたオーソンウェルズがそっくりで驚きました。動く映像、つまり映画がこの時代いかに影響力のあるものであったかがよく伝わってきました。
レトロ好きな方でしたら、かなりはまる映画なのではないかな?と感じました。