千と千尋の神隠し
両親と共に引越し先の新しい家へ向かう10歳の少女、千尋。しかし彼女はこれから始まる新しい生活に大きな不安を感じていた。やがて千尋たちの乗る車はいつの間にか“不思議の町”へと迷い込んでしまう。その奇妙な町の珍しさにつられ、どんどん足を踏み入れていく両親。が、彼らは“不思議の町”の掟を破ったために豚にされてしまう。
このレビューにはネタバレが含まれています
映像の華やかさは日本を超越している文化に見え、そこが面白みに思えた。千尋の視点から見ることもできるし、湯婆婆の視点から見ることもできる映画でした。得ることも多いけど、不可解なことも多い。ただ一点、千尋が試練を克服していくまでの成長ぶりは見どころでした。
これまでジブリ映画の主人公になってきた女の子は、ナウシカのように勇敢だったり、「天空の城ラピュタ」のシータのように、特殊能力をもつ王女だったり、魔法使いだったり、かなり特別な女の子が多かったように思います。 しかも、その子たちが、世界や国の命運を担ったり、主人公の男性を救っていく、という立ち位置でした。 それはそれでかっこいいのだけど、要するに「巫女」みたいなもので、普通の女の子じゃないんだな、と思っていたのです。 だから、この映画で普通の女の子、しかもちょっと不貞腐れた感じの子が主人公だったのはとても意外でした。でも、働くことでちゃんと成長してちゃんと物語を終わらせる、というのが「千と千尋の神隠し」の一番のすばらしさだったな、と思います。 もちろん、ジブリ映画ならではのファンタジー風味は絶品で、映像も美しく、エンタテインメントとして上質な作品だと思います。舞台となる温泉旅館の造形や、どこまでも広がっていく遠浅の海の中を電車が走っていくシーンなど、何度見ても飽きない美しさが印象に残ります。
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