静かな恐怖
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年1月26日 14時15分
役立ち度:0人
総合評価:
4.0
音を立てると何かが襲ってくる。
そんな状況の中、人類は滅亡寸前です。
ある一家は、その中でもなんとか生き抜こうと努力していました。
しかし、移動中に末っ子がおもちゃをいじって音を立ててしまい、その子は襲われてしまいます。
ここでの父親の必死な姿が良かったです。間に合わなかったんですけどね……。
その後、一家はある家にたどり着き、そこで工夫して生きていくことに。
妻は妊娠中。
音を立てたら死んでしまう世界で、声をあげずにいられない出産を選ぶかなぁ……という疑問は残るのですが、やはり末っ子を亡くした故のことでしょうか。
釘を踏んで思わず声をあげそうになるシーンは、観ているこちらも痛いやら怖いやら。
「音」で怖がらせる映画が多い中、本作のような試みも面白いと感じました。
終盤のほうで描かれる、一家がどのように工夫して生活しているかという点は「出産は……?」という疑問に答えるものでもあります。
しかし、子どもたち!頼むから家で大人しくしてて……。