「実写」の限界ではあるが、がんばってはいる
2021年1月6日 12時50分
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総合評価:
3.0
ゾンビ的なものが大量発生し、学校で暮らすことになった少女たちのお話。
元々がいわゆる「萌え漫画」ですので、登場人物の造形や仕草に若干の無理を感じます。
二次元なら見れても、三次元にすると「痛い」表現になるというのはあるものだなぁというのが正直な感想。
物語全体にも無理がありますし、なにより主役の少女たちの演技がいまひとつです。
―と、悪い点ばかり挙げましたが、なぜかこの映画、癖になるんですよね。
もう5回くらい観ています。
毎回「演技下手だなぁ」と思いはするのですが、主役の子たちが懸命に「演技頑張ろう」というところがみえて、なんとなく好感が持てるんですよね。
原作を読んでいる人から見ると「駄作」になるかもしれません。
実際のところ映画作品としては失敗はしています。
しかし、監督の主人公たちのいいところを伸ばそうという努力も垣間見え、たまにはこういう作品もあってもいいかと思います。
ジャンルとしては結果的にアイドル物になっています。
その事前情報を踏まえてみて、鑑賞しました。
結果「二度は観ないな」と思ったわけですが、なぜか癖になっているという謎の作品。
たまにこういう怪作(?)があるので映画って面白いものだなぁとつくづく感じました。