地球滅亡系映画の元祖
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年8月5日 07時34分
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総合評価:
4.0
1999年ノストラダムスの予言が世間を賑わせている頃に制作された地球滅亡系映画ですね。地球滅亡系の元祖というイメージです。
この手の地球滅亡系映画と言えば、ダンテズ・ピークのように前半で人間関係を描きつつ、その後のパニックの「予兆」を描いて、後半にトリガーが引かれパニックが起きる、というような作品が少なくない気がしますが、このアルマゲドンは序盤からいきなり隕石がバンバン降ってきて最初からことが起きるので退屈な時間がないのがいいです。
被害に遭った人々の描写にも説得力があり、良い演出です。
あとはCMでエアロスミスをバックに流れていた宇宙に行くシーンですね。実際観てみるとエアロスミスは流れませんが、印象に残るシーン。
そしてラストの究極の選択のシーンですね。ここは普通に泣けます。泣けるのはこれまで描いてきた人間ドラマがちゃんとしたものだったからだと思うので、脚本のレベルの高さを感じます。
このシリーズはその後アルマゲドン20XXのような派生作品がありますが、どの作品もB級以下の出来なので、本家のアルマゲドンだけで十分です。ネタとして観るなら別ですが。