アルマゲドン
地球への衝突コースを取る小惑星が発見された。もしも、テキサス州の大きさにも匹敵するその小惑星が地球に激突すれば、人類の破滅は免れない。これを回避する方法はただひとつ、小惑星内部に核爆弾を設置し、内側から破壊するしかない。そしてその任務に選ばれたのは石油採掘のスペシャリストたちだった。刻々と迫る滅亡へのカウントダウンの中、人類の運命を委ねられた14人の男たちは小惑星へと飛び立った!
このレビューにはネタバレが含まれています
ザ・ロックやアイランドなど壮大な映画を作るのが得意なマイケル・ベイ監督作品でアルマゲドンもやはりスケールのデカい作品であったのは言うまでもない。主演は説明不要のブルース・ウィルスにエアロスミスのスティーブン・タイラーの娘のリブ・タイラーやベイ監督の申し子のプシューミなどが出演。 テキサス州ほどの大きさの小惑星が地球に迫ってきていて、それを爆破して何とか地球を救おうじゃないの!という一体どうやって?という物語。爆破をするために選ばれた10人の掘削のプロ達のちょっとした人間関係が恐らく多くの人の涙腺を刺激しているのではないでしょうか。 何となく途中からストーリーが想像がついてしまい、我慢しながら見ていました。その前に主人公ハリーのキャラがあまり愉快なものではなかった。娘の恋人に銃を乱射したり(半ジョークではあると察するのだが)素行が問題有りな行動が多く、やや不愉快でした。ラストも予想通りベタな展開だったが、そこはNYの街並みを隕石が破壊する映像が迫力満点だったのでリカバリーできていた感じですかね。 とにかく一番鼻についたのは、「どうだ、俺たちのアメリカは最強なんだぞ」と言った米国至上主義のプロパガンダが露骨なのが面白くなかった。 皆が感動する父親と恋人の行方は?は醒めた目で見ていたのですが、素性を明かさなかった父親に最後息子が抱きつくシーンの方がよっぽど感動しました。 確かに映像や迫力あるシーンの連続は見るものを引き付けるのですが、そこに描かれている人間ドラマはヒューマンドラマに特化した名作に比べると陳腐に見えてしまうので贔屓目に見て入るのですが残念な結果になってしまうことが多いです。 個人的にアルマゲドン、タイタニックなど世間の評価とは裏腹な個人的評価になった映画の一つに数えられる作品です。
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