「圧力」の中での戦い
2021年2月16日 11時52分
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総合評価:
4.0
タイトルの「プレッシャー」は文字通り「圧力」のこと。
ただし、日本でよく使われているような心理的な「プレッシャー」よりも物理的な「プレッシャー」が描かれています。
もちろん心理的なそれも描かれてはいるのですが。
舞台は水深200mの深海。
それだけ聞くと、そんなに深くないと思ってしまうかもしれません。
確かに地上での200mは大したことはありませんが、水中では光も届かない深海です。
海洋調査船で潜水士として勤めている主人公たち。
石油のパイプラインに問題が発生したとのことで潜水艦で深海へともぐります。
しかし、調査中に海上では嵐が起き、母船との連絡が途絶えてしまいます。
水深200mという水圧のなかでの彼らの戦いが描かれています。
作中でも描かれていますが、母船との連絡が途絶えた時点で即海上へ戻ることはできません。
そこからの海面への急上昇は減圧の加減で命にかかわるからです。
狭い空間の中での彼らの行動も興味深く、おもしろく観ることができました。