リアルな薄気味悪さ
2021年1月6日 11時26分
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総合評価:
4.0
かなり評判が高い本作、実際に見て「確かに面白い」と感じました。
びっくり系の怖さともジャパニーズホラーとも違う独特の雰囲気です。
主人公のアニーは精神疾患が原因で父母や兄を亡くしています。
さらに自分も夢遊病で苦しんでいます。
それが子供たちに遺伝することを怖れています。
映画だと嘘をついてグループ・カウンセリングに行くほどです。
しかし、話はそれだけではなく予想外の方向に進んでいくのです。
夫からも子供からも理解されずに追い詰められていくアニーの姿が非常に印象的。
子供を守ろうとするのに、それも理解されないのです。
でも、娘の遺体をあんな形で見つけたら、誰だって取り乱すのではないでしょうか。
前半から不気味ですが、後半になると超常現象的要素も登場します。
すべてが明らかになるわけでもありませんが、ストーリー自体には納得です。
リアルで、薄気味悪く、見終わった後も後味は悪めです。
すっきりするオチではありません。
まだ1回しか見ていないので改めて見返してみようと考えています。