ヘレディタリー/継承
Hereditary
ある日、グラハム家の家長エレンがこの世を去る。娘のアニーは、母に複雑な感情を抱きつつも、残された家族と一緒に葬儀を行う。エレンが亡くなった悲しみを乗り越えようとするグラハム家では、不思議な光が部屋を走ったり、暗闇に誰かの気配がしたりするなど不可解な現象が起こる。
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ヘレディタリー/継承の豆知識・失敗談
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豆知識・トリビア
女優トニ・コレットは自身の代理人に、「これ以上、暗くて深刻な映画には出たくないわ。コメディ1本に絞ろうと思うの」といった内容を伝えました。けれども、本映画の、遺伝に関する脚本をとても気に入って、結局、出演しました。
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豆知識・トリビア
インタビュー(1時間35分あたり)で、アレックス・ウルフは机に頭をぶつけるシーンで実際に自分の鼻を折ってみたかったと言います。アリ・アスター監督は申し出を丁寧に断って、そのシーンには柔らかいクッション性の机を使うと言いました。そのシーンの撮影時、ウルフは机に頭をぶつけて、上部はスポンジ状で柔らかく下部が固いことに気づきました。彼はそのシーンで顎を脱臼してしまいました。(彼は以前にも顎を怪我しています。)
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豆知識・トリビア
女性主人公アニーのカウンセリング中に、16歳で自殺した兄についての詳細が、述べられます。その際、遺書について語られるのですが、その兄の遺書には「母さんは僕を謎の人々に差し出そうとしている」という言葉が書き残されていて、また、その言葉には母親エレンへの非難も含まれていました。一方で、兄は精神分裂病を患っていたということも述べられます。しかし、その2人の母親エレンが、自殺する前の兄を生贄にして悪魔ペイモンを復活させようとしていた可能性は大いにあり得ます。そして、この可能性を考えると、母親エレンが主人公アニーに対して、どうして、子どもを産みなさいと強く促したか、その理由が分かってきますし、また、映画の初めで、同じく母親エレンが孫娘のチャーリーに対して、なぜ、男の子であることを望んでいたか、その理由も分かってきます。理由はもちろん、兄の自殺(そして悪魔ペイモンを召喚できなかったこと)と言ってよいでしょう。
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ヘレディタリー/継承の映画情報
公開日: 2018年11月30日 / 上映時間: 127分 / 製作年: 2018年
配給・制作会社: ファントム・フィルム / 映倫区分: PG12 (日本)