コッ。初体験の恐怖感。
2021年1月10日 21時14分
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総合評価:
5.0
ホラーというジャンルの中で、「アリ・アスター」というジャンルが出来たんじゃないか?と衝撃だった。
しかも、監督が詳しく語りたがらない、といういわくつき。
継承という邦題が付いているように、見えない、おどろおどろしい物を「継承」してしまう、という…。
始めから、もう嫌な予感しかしない文章が続く。
オープニングのミニチュアハウス、お葬式、気味が悪い。
初めて観た時、観終えてから、凄い怖い体験をしたのに、また観た。
こんな感覚を持ったのは、初めてだった。
怖いのに観たい、観たくないのに観たい、という体験。
それは、あのシーンの意味は?とか、何か映ってたような気がするけど…という好奇心。
そこから、色んな点が繫がって線になるのを知る、あの恐怖心。
始めの方は、何が怖いのか?と思ったけど、あるシーンから、とんでもなく嫌なものを「見せられて」もうこの世界から引き返せないことを知り、愕然とする恐怖。
でも、それは、まだまだ始め。
最後まで観ると、心折れるか、感動すら覚える作品になるか…。
あらすじなど読んでも、ふ~ん、ぐらいな程度に思っている人は、是非観て欲しい。
ミッドサマーのあの異常な盛り上がりとかを遠巻きに見ていた人、もし、ホラーが嫌いじゃなかったら、是非、観て欲しい。