玉石混交といった感じです
2021年2月5日 09時51分
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総合評価:
3.0
この作品は小説家の「私」の元に寄せられた投稿を彼女が作品化したもの、というのが前提です。
投稿が元なので、各話は短め。
それぞれ監督が違い、作風や舞台設定などから、やや玉石混交といった感じになっています。
監督の作風の違いを観るのも面白いですし、物語によっては少し笑ってしまう展開のもありますので、どのお話が気に入るかは観る側次第かと思います。
この作品のポイントは、原作者の別の作品「残穢-住んではいけない部屋-」とのつながりがあるというところ。こちらも映画化されています。
「残穢」はこのものがたりの100話目にあたるという設定になっています。
もちろん、どちらも単体で楽しめますので、どちらかが気に入ったらもう片方を観てみるのもいいかと思います。
「残穢」はかなり好きな作品で、こちらも期待して観たのですが、やや期待外れでした。
しかし、短編集という性質上、物語を長く深く描くことが難しいというところがそう感じさせたのかと思います。
物語の語り手「私」は「残穢」とおなじく竹内結子さん。
ドライな語り口がいい味わいを出しています。