評決のとき
2人の白人青年に暴行を受けた黒人 少女の父親カールは自ら犯人を射殺する。陪審員全員が白人という圧倒的にカールに不利な状況の中、彼を助けるべく若き弁護士が立ち上がる。J.グリシャム原作の映画化。
本作はまだピチピチの頃のマシュー・マコノヒーが堪能できる法廷ドラマである.物語は人種差別主義者の白人青年2人が黒人の少女を暴行し,レイプしたところから始まる.この少女は一連の暴行によって子供を授かることができない体となり,業を煮やした父親が連行中の白人青年2名をライフルで射殺する.この射殺に対する刑事裁判が本作で描かれる. マコノヒーに加えてサミュエル・L・ジャクソンやケヴィン・スペイシー,サンドラ・ブロックと今にしてみると,すごいキャスティング.約一名はMe tooを食らって記憶に新しいですね.色んな意味でにやけてしまう. 本作のキモはレイプ云々というよりも白人対黒人の対立構造から法廷の外にまで激しい差別的攻撃に発展するところにある.少々やりすぎなのではないかと日本人は考えてしまうが,人種差別について実際に起きた事件をいくつか知っていると,あながち演出過剰の脚本でもない.今も脈々と受け継がれている問題について叩きつけられる. 結局,最後はハッピーエンドではないが勝利には至る.最後の彼の「被害者が白人だと想像してみてください」が深く突き刺さる.社会派の良質な法廷ドラマである.
このレビューにはネタバレが含まれています
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