映画:私が棄てた女(1969年、日活映画)
2025年11月1日 21時09分
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総合評価:
5.0
本作は、当時の、日本国家の社会状況を描いた、社会派映画。
遠藤周作の小説と、大分、かけ離れた作品。(遠藤周作は、医者の役で出演)
図々しい共産党派閥の者たち、を描く、ロシア系の喫茶店でのシーン、次に、日本人の吉岡努を、マリ子が、そして、その兄や親戚が、いびる、シーン等に、演出した浦山桐郎の才気が、出ていて、これは、傑作です。
いくつか重ねた重厚な青春大作映画として観ることも可能。
中国系あるいは、韓国系の人たち、が、人数増えているようですが、日本人を描いた作品、として必見かも。
若い頃に、銀座の名画座:並木座で観た、思い出の映画です。