ディズニーはやはり安心して観れますね
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年1月8日 13時26分
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総合評価:
5.0
ディズニーセル画時代アニメの傑作のひとつです。
最近のディズニーはCGアニメが多いですが、やはりセル画アニメこそディズニーの真骨頂だと思うんですよね。
ただすべてが手描きではなく、野獣と主人公・ベルが踊るシャンデリアはCGだったような……。この辺りうろ覚えです。
物語は童話の原作をベースにしています。
しかし、ベルがかなり意志の強い女性なのがいいです。
私は特にフェミニストというわけではありませんが、ディズニーの「ヒロインだって待ってるだけじゃない」という姿勢は好ましく感じます。
野獣の城に舞い込んだベルが、人嫌いの彼と交流し、その心をほぐしていく過程がとてもいいです。
物語はやがて破滅を迎えそうになります。
それを起こしたのは「人間」。
穏やかな目をするようになった野獣に対して、野獣の様な目になる人間の対比がいいです。
ちなみにこの辺りのシーンでの悪役・ガストンの瞳にドクロが描かれているのをお見逃しなく。
野獣は王子様に戻るんですけれど、個人的には野獣のころの方がかわいくて好きでした。