真実の愛を突き止めた映画
このレビューにはネタバレが含まれています
2020年9月2日 21時38分
役立ち度:0人
総合評価:
3.0
ファンタジーとリアルが交差している。ニューヨークが舞台、ニューヨークといえばビルデイングが立ち並び、そして他民族、人口過密、喧騒の街、そして治安の悪さが加わり、主人公は運悪く命を落としてしまう。この悲しい出来事はそれだけでは終わらない。
恋人が1人残されている。幻ではなく霊となって恋人に危険を知らせようとする幽霊、その愛に感動させられる。目鼻立ちのしっかりしているデミムーアのショートヘアスタイルもまた大人っぽくて素敵。柔らかい雰囲気が出ているデミムーア、彼女のファンは必見です。
そしてこの作品の鍵をにぎるのは、霊能者の存在。
彼女のキャラクターが憎めない、またいい味出しているのです。ここはちょっとした笑いどころでもあり、コミカルな演出でもあります。
霊になった恋人はいろいろな方法を試みるのですが、、彼女はなかなかサインに気が付いてくれません。部屋の中で起こる心霊現象、それは恋人を守るためのサインであるという、じんわりとした涙が溢れる愛のストーリーです。前半はドタバタとしていますが、この作品の見どころである恋人同士のあの名場面はセクシー。お互いの肉体はふれていないのに、存在を感じていくあの瞬間。そしてあの音楽もまたセクシーで素敵なのです。エロを超えたセクシーさ。
いなくなっても存在を感じるのは愛があるからこそできること、それもお互いに思い合っている関係が切ない。
ラストに連れて切なく感動を呼ぶロマンスです。サインを出して救出した後には。。
いつの時代でもこのロマンス映画はおすすめできます。誰かを真剣に愛した経験があれば、きっと心にしみることでしょう。
家族や恋人と見ても、もっと絆が深まるように思います。現実の悲劇と愛、反する要素でできていますが、真実の愛とは何か、そう思うなら、ぜひご覧ください。