時代の移り目の映画
2021年1月12日 14時10分
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総合評価:
4.0
北軍の中尉である主人公(ケビン・コスナー)が先住民たちと暮らすようになり、狩りや儀式にも参加するようになることで、彼らの価値観、世界観が解ってくるというのは実際に有りそうな展開に感じました。
文化人類学でも、観察対象と共に行動したり暮らすことで、相手の価値観や世界観、生き方を理解していくというものは多くありますので、それと同じようなことなのでしょう。
それにしてもケビン・コスナーがこのような前例のない映画を作ったことは凄い事だと思いました。ちょうど冷戦が終わった頃だったので、自分たちの国のマイノリティーにも関心が行くようになってきたという事が、このような映画が製作され、ヒットしたことの要因の一つでしょうか?
それにしてもロケ地のサウスダコタの風景が凄いので圧倒されました。風景に語らせている部分が大きい映画だと感じました。
上映時間は長い目ですが、時間を取ってじっくり写すことが効果的な映画になっていました。