いやミスの最高傑作
このレビューにはネタバレが含まれています
2020年9月1日 10時34分
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総合評価:
5.0
とにかく主人公のエイミーが嫌な女過ぎて目が離せません・・・!
自己顕示欲のカタマリのようなエイミーをロザムンド・パイクが絶妙に演じています。
ダメダメ夫のニックへの当て付けで自殺をしようとしていたエイミーが田舎の安モーテルで金を騙し取られ、本性を現し絶叫するシーンはぞっとしながらも痛快なモノがありました。
悪いことは全て他人のせい、結婚生活が不幸なのも両親やニックのせいと、幸せを自ら見つけられない彼女の生き方は哀れにも思えますがあまりにも自分勝手なラストはいっそ清々しいものがありました。
妻殺しの罪を着せられ、エミリーの思うままに操られるニック役を演じたベン・アフレックも見事です。ただ、愛人役のエミリー・ラタコウスキーはもっと上手く使ってあげると彼女のエロさが生きたのではないかと残念です。ただの頭の悪い女って感じで残念でした。
全般的には「いや~なミステリー」=いやミスのお手本のような作品で、何度も見返してしまいました。