GODZILLA ゴジラ
1999年、日本。原子力発電所で働くジョー(ブライアン・クランストン)は、突如として発生した異様な振動に危険を感じて運転停止を決意。だが、振動は激しさを増して発電所は崩壊し、一緒に働いていた妻サンドラ(ジュリエット・ビノシュ)を亡くしてしまう。それから15年後、アメリカ軍爆発物処理班の隊員である、ジョーの息子フォード(アーロン・テイラー=ジョンソン)は、日本で暮らす父を訪ねる。原発崩壊事故の原因を調べようと侵入禁止区域に足を踏み入れた二人は、そこで思いも寄らぬ光景を目にする。
ゴジラのハリウッド映画化、第一弾は映画自体の出来はそれほど悪くはなかったですが、日本のゴジラファンからは、ゴジラの片鱗もないような、恐竜的なデザインが全く受け入れられず、散々たる結果でした。 しかし本作は、そんな反省を踏まえてか、一作目とは比べ物にならないくらい、日本版ゴジラのイメージに近く忠実に再現されています。ようやく、アメリカ人特有の怪獣イコール恐竜のイメージから、脱却されたような気がしました。 しかも、さすがハリウッドといった感じの、実に巨大で重厚なスケール感を十分に感じられるゴジラです。 ただ、ストーリーに関していうと、今一よく分からない部分があるというか、もう少し詳しい説明を入れてほしかった感がありました。あと出ている人達の、行動原理もあまり納得がいく感じがしなかったので、その点がちょっと残念に感じた点でした。 とわいえ、日本の国際俳優、渡辺謙さんの演技は、アメリカ人からみた日本人のイメージでなく、私達日本人が観ても違和感を感じない、ちゃとんした日本人としてのイメージで演じており、とても好感がもて、そのことにより、より一層の感動も得れて本当に良かったです。ハリウッド版ゴジラ一作目にガッカリした人にも是非みて頂きたい作品です。
このレビューにはネタバレが含まれています
この作品は、ハリウッド版ゴジラ映画の二作目に当たります。 前回の一作目に当たるハリウッド版ゴジラの基本的なストーリーは日本版を踏襲しつつ、でもゴジラは、怪獣というより恐竜に近い感じの二足歩行の巨大イグアナといった容姿のデザインでガッカリしましたが、今回は日本版ゴジラを忠実にデザインした感じの、良い意味でアメリカ版らしい重量級ゴジラです。ハリウッド版ゴジラの一作目より、ずっとゴジラらしくなって、これなら日本人も納得がいくという印象です。 内容的には、序盤は大いに期待させる感じで進んでいきますが、中盤以降はゴジラと雄雌の二体のムートーが、今一よく分からないままずっと戦う場面が続いて、それとともにまるで、巻き添えのような形で市街地がガンガン壊されていくという展開になっていきます。どうも全体的に状況説明が少ない感じなので、登場人物達の行動動機も今一よく分からない感じがしました。 ゴジラ対ムートーの戦い自体は、映像的にも迫力たっぷりで良かったのですが、戦いの結果に関しては、何か日本人と外国人の感性の違いを感じざるを得ないという印象を受けました。 学者を演じた渡辺謙の演技は、さすがハリウッドで成功している国際派の俳優の貫禄で素晴らしかったです。 あの話題になった、ゴジラのジの発音も、「ズィ」じゃなく「ジ」で聞いた瞬間胸にぐっときました。前回のハリウッド版ゴジラに比べたら、ずっと日本のゴジラに近くなって、エンターテインメント映画としても完成度が高いので、あまり日本版の「ゴジラ」にこだわらずに見ることをお勧めします。
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