紛争地の大変さが解る映画
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年2月8日 14時59分
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総合評価:
4.0
2012年のリビア在外公館襲撃事件を題材にした映画ですが、現代の紛争地での外国人駐在員の大変さがよく解る映画になっています。各地にそれぞれ武装勢力が検問などをしていて、それぞれ親米や反米で、さらに街中には自動小銃を持った人が普通に歩いているので、誰が敵かも見分けが付きません。
米国に協力して警備してくれる武装勢力もありますが、わざわざ外国のために命までは掛けないので、危険そうだと姿をくらませたりします。
元の仕事は情報部の警護ですが、味方は総勢でも6人ほどしかいないので、警護対象が街に情報収集に行っても、敵に見張られているようだと直ぐに引き返さなければなりません。
主人公達は在外公館を警護する仕事なのですが、民営化されているようで、軍隊を退役してから雇われてそこで働いているようです。
家族は心配していますが、それぞれ退役後に経済的に困っているようで、他の仕事ではなく危険なその仕事をしています。
後半の過激派との戦闘シーンはとても迫力があり、現代の小規模の地上戦がリアルに映画化されていました。