宇宙を舞台にした壮大な愛の物語
このレビューにはネタバレが含まれています
2020年9月4日 13時50分
役立ち度:0人
総合評価:
5.0
地球の異常気象により瀕死の人類を救うため、人類存続の鍵を握る宇宙へ赴く父親と意志を継ぐ娘の物語です。
SF作品ですが、私は親子の愛の物語だと思います。
異常気象で作物が収穫出来ず、間もなく人類は滅亡するだろう・・という設定が近年の異常気象と照らし合わせても妙にリアルです。
移住候補となるいくつかの星を旅する主人公のクーパーですが、宇宙と地球では過ぎる時間が違うため、地球に残された子供たちがどんどん歳を取って行くのが切ないです。
娘のマーフを演じたジェシカ・チャスティンの大ファンなので彼女の名演技がたくさん観られて嬉しいです。
物語の後半、ブラックホールに落ちてしまったクーパーが知る真実に驚愕しつつも妙に納得・・・!
クーパーと一緒に宇宙へ旅立った宇宙飛行士役のアン・ハサウェイも抑えた演技で素晴らしかったです。
人類の存続は彼女の信じた愛によって救われるかも知れない・・という清々しいラストシーンも良かったです。
何度も観返し、私の宇宙観を変えた1作です。