科学が好きな人に合うと思います。
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年1月7日 11時15分
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総合評価:
5.0
理論物理学者のキップ・ソーンさんが科学コンサルタント兼製作総指揮を務めたとのことで、SF映画でもチャチな感じや荒唐無稽さは感じさせない映画になっていました。物理や科学が好きな人ならば、満足できる映画でしょう。
探査先の惑星が水の惑星だったり、氷に閉ざされた惑星だったりしますが、実写とCGを上手く組み合わせて撮影しているので、映像が凄かったです。
TARSとCASEという、箱形のシンプルなロボットが出てきますが、その外見に反して、様々なところで意外な活躍を見せます。岡田美智男さんの「弱いロボット」を思い出しました。
未来の地球の風景が、本当にそうなっていそうに感じさせる描かれ方になっています。
宇宙船はCGではなく実際に作って撮影したものなので、独特の深みのある映像になっています。CGだと、いくら手間をかけてもキレイすぎたりして薄っぺらな印象を与えるので、実際にいろいろと作ったのでしょう。
何かと難解な映画という評価が多い映画ですが、映像の凄さだけでも見る価値がある映画だと思いました。大画面で観るのに向いている映画です。