人類の命運を掛けた、ある男の壮大な物語
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年1月31日 20時31分
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総合評価:
5.0
SFマニアの間で特に絶賛されたと言われている本作は、その尺の長さが示す通り(約2時間50分)非常に重厚な作りとなっており、宇宙を舞台にした人類を救う為の旅が描写されていきます。
主人公であるジョセフ・クーパーは愛する娘に反対されながらも、静止を振り切って宇宙へのいつ帰還出来るともわからない任務に出発するのですが、クーパーが一人の人間として尊敬出来ると共に、宇宙飛行士としても素晴らしくて、ついつい応援したくなってしまいます。
また任務中には色々な星に着陸するのですが、それぞれの星の未開感、サバイバル感はワクワクと同時に、とてつもない緊張感をもたらします。
クライマックスには序盤から散りばめられていたヒントが一つに重なり、感動的な結末へと向かっていきます。
途中に物理学の一般的には難しいと思われる(私には難しかった)論理が出てくるのですが、物語を追っていく上で何となくわかっていくので、物理に自信のない方でも観る上で支障はないと思われます。
クリストファー・ノーラン監督作の中でも壮大さと最後の充実感は一番ではないでしょうか?全てが綺麗に纏まっていて、評判通りの良作でした!
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