ミュージカルが好きな人にはお勧め
2020年6月23日 10時32分
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総合評価:
3.0
この映画では人間が猫に扮して歌い踊る、ということで、猫耳としっぽの生えたレオタード姿の俳優が登場します。そのことについて、気持ちが悪い、と感じた評価も多かったように思います。
でも、舞台版の「キャッツ」をすでに見たことのある人にとっては、このシチュエーションは全く当たり前のことで、なぜそんなに違和感があるのか理解できませんでした。
実際に映画を観てみても、舞台版と同様に素晴らしい音楽とダンスを堪能することができて、これはこれでよいのではないかと感じました。
参加している俳優さんたちも、素晴らしい歌を披露してくれています。
ただ、舞台版のファンとしては、CGでの処理に違和感がありました。例えば、舞台版では猫のしっぽや耳は作り物なので自分で動いたりはしませんが、それを演技でカバーするところに面白さがあったのです。
舞台装置も、本物らしさにこだわらず、もっとファンタジックなものにしたほうがこの作品の持ち味を生かせたのではないかと感じました。