今ならリアルさを感じるかも
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年9月11日 21時32分
役立ち度:0人
総合評価:
3.0
今のコロナウイルスが世界的に流行している時期に見ると、リアルさを感じる部分がたくさんありました。これが10年も前の作品だということに驚きました。
実は何か知っていたのか?と思ってしまうほどで、作った人の想像力がすごいな、と思いました。
ある日、新しい謎のウイルスに感染した人が死亡。次々と感染者が出てきて、どんどん人が亡くなっていきます。原因不明、未知のウイルスという恐怖、ワクチンもなければ、治療薬もない。その恐ろしさは、今現在の世界の状況と同じでリアルでした。
途中、今までなら気にも留めることもない日常の物を触ったりしているシーンの描写がいくつかありましたが、とてもゾッとしました。
そして、感染が広がっていくにつれての人々の行動も現実と一緒で、よく描かれているなぁ、と感心しました。
スーパーなどでの買い占めや、暴動が起きたり、他の人から奪うような行為など、人間は恐怖を感じたり、追い詰められたりすると、このような行動に出てしまうのだな、と改めて考えさせられました。
しかし、最後の方は淡々と終わるという感じで、なんとなくスッキリしない終わり方でした。