人誅編を見事に落とし込んだ2時間強
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年8月4日 16時33分
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総合評価:
4.0
原作、アニメ、実写版の三部作は一通り見ています。
今回のメイン人物は雪代縁ですね。縁と言えば、あの肩出しの戦闘服姿が印象的なので厚着のシーンが多いなぁと思っていましたが、もったいぶったのは正解でした。
というのも、クライマックスでやっと脱ぐんですが、その時演者(新田真剣佑)の肩周りの筋肉の付き方にまず目が行き、ビジュアル的にすごい印象に残りました。
もしもこの遠山の金さんのようなもったいぶりがなく、さっさと序盤で肩オープンしていたら、クライマックスバトルの印象がまた変わってくると思います。
何気ない演出ですが、ナイスな演出だったと思います。
アクションにも邦画としてはトップクラスに迫力があり相変わらずレベルは高いです。
原作にはない宗次郎との共闘シーンもより少年漫画的であり個人的には全然OKです。
2時間という尺のため外印、謎のおじいさん等のキャラや削られたエピソード(薫の精巧な偽死体)も多々ありますが、それでもあの長い人誅編をよくまとめたなぁと感心しました。