剣心の言葉に重み
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年8月18日 00時42分
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総合評価:
4.0
剣心の一つ一つの表情や言葉に重みがありました。妻だった雪代巴を殺してしまった剣心。巴の弟の縁はその恨みを晴らそうと、剣心一人だけでなく、剣心を支える人を殺したり町を焼いてしまったりします。中国の暴力グループの頭まで上り詰めた縁はしもべを次々に投入し、剣心の仲間たちは苦戦を強いられます。薫をさらった縁の元へと一歩ずつ歩を進めていく剣心ですが、館の中に入った大量の敵陣を倒すところで、かつて戦った瀬田宗次郎が登場します。宗次郎はもはや敵ではなく、剣心と心を同じくするるろうにに生まれ変わっていました。二人で協力して敵を打ちのめすシーンや、剣心が縁のもとにたどり着いて一騎打ちするクライマックスには目が離せません。矢継ぎ早に剣を捌き、次々と撮影アングルが入れ替わるシーンに迫力を感じました。縁までも最後は殺そうと思っていた中国の悪党も倒し、縁は剣心との戦いによって徐々に心が入れ替わります。そして、最終場面で巴の墓参りに薫と訪れた剣心が、巴に別れを告げました。次の章でどんな展開になるのか楽しみでワクワクします。