米国ホラーにハマる
2021年8月12日 14時09分
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総合評価:
5.0
家族で一軒家を買い、引っ越したとたん子供の様子がおかしい。そこから母親がピアノを弾くと赤ちゃんを見守るスピーカーが鳴り出し、赤ちゃんが泣き出すなど徐々にゾクゾク感が増してきます。家が取り憑かれていると思った一家はまた引っ越しますが、それも無駄。怪奇現象は後をたたず、ついに霊媒師を呼ぶことに。悪霊のせいで幽体離脱してしまった息子を取り戻すため、生まれつき霊感があると伝えられた夫が霊の世界に入り込みました。暗い道をひたすら歩き、息子を探す夫。突然鋭い音響とともに霊が動き出すシーンが織り込まれ、ゾクゾクと恐怖心をそそります。日本とは違う、心霊現象に潜む悪魔の姿が描かれ、米国ホラーの真髄に迫る名作だと感じました。一方、霊媒師とともに一家に訪れたゴーストハンターの二人が、なんともコミカルで笑いをそそりました。単純に怖いだけでなく、笑える場面もあり、緩急のついた演出が印象的です。この作品がきっかけとなり、米国ホラーにハマりました。米国ホラーとしてはスタンダードに高く評価されると感じています。