むちゃくちゃ可愛いグレムリンとすごく怖い爬虫類がトラウマ
2020年8月14日 10時48分
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総合評価:
3.0
怪し気な中国人が販売していた可愛いぬいぐるみのようなペット、それがグレムリンです。クリスマスプレゼントとしてとある家庭に持ち込まれ、愛らしいまん丸お目目と猿と犬の合わさったような小さいボディに全員がメロメロになります。ところがこのグレムリンは、飼育の際のお約束3つをしっかり守らないととんでもないことになる動物だったのです。
水で増殖し、光が苦手、夜12時過ぎ以降の食事で狂暴化。
この「狂暴化」がクセモノで、何故かかわいいグレムリンが爬虫類のウロコの悪魔に変化してしまいます。しかも賢く人間の道具の使い方も覚えてしまい、エレベーターを使って連携チームワークで人殺しをするとか、余計なほうに知識が回りすぎです。
オリジナルのグレムリンはあくまで人間の味方の天使。ですが増えた悪魔のほうははちゃめちゃに騒動を起こし、人を殺しまわる大迷惑な生き物です。どうしてくれる、この始末……と一家は茫然とするのですが。
当時は人気が出て、ぬいぐるみなども販売されていました。ですが個人的にはどれほど愛嬌があっても絶対に買いたくないです。鋭い爪とキバ、あくどい性格の増殖型グレムリンのほうがこの映画の見どころと言えます。おそらくこっちのほうが本性だとにらんでいます。あり得ないほど愛くるしく、欠点のない生き物なんていないのですから。