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アンゼルム “傷ついた世界”の芸術家
2024年6月21日 上映 / ドイツ / 93分キーファーは初期の作品で、ナチスの第三帝国に異論を唱え、近い過去に起こったことに対する沈黙を破る方法として、戦後ドイツのアイデンティティーと向き合った。ナチス式の敬礼を揶揄したり、国民社会主義時代の建築物やゲルマン民族に対して英雄伝説を視覚的に引用また脱構築したりすることで、自らのアイデンティティーと文化を探求した。 1971年からドイツのオーデンヴァルトで活動。1992年までは、リード線、藁、植物、生地、木版画など、この時期を通じて彼が作品に導入した素材や技法や、ワーグナーのニーベルングの指輪、パウル・ツェランやインゲボルク・バッハマンの詩、聖書への言及やユダヤの神秘主義などといったテーマが、彼の作品を象徴している。その後フランス・バルジャックのアトリエに移り現在に至るまで絶え間なく創作活動を続けている。 熱心な読書家であるキーファーの作品には、文学や詩の引用が何層にもわたって表現されている。これらは必ずしも固定された関連付けでも文字通りの関連付けでもなく、むしろ重なり合い、織物のように織り込まれて意味を形成する。彼が文章と物体として本に関心を抱いていることは、彼の作品に顕著に表れている。創作活動の当初から彼は、数多くのアーティストブックを手掛けた。 アンゼルム・キーファーは、絵画、彫刻、本、写真以外にも、さまざまな場所に手を加えてきた。ドイツのホプフィンゲンにある元レンガ工場をアトリエに変身させた後、インスタレーションや彫刻を創作してそれがその場所の一部となった。フランスのバルジャックに拠点を移した後は、アトリエの周囲の地面を掘り起こし、地下トンネルと地下室を網のように張り巡らして数々のインスタレーションを繋いだ。
ジャングル・キャット
1960年11月22日 上映 / アメリカ / 69分
キムズビデオ
2025年8月8日 上映 / アメリカ / 89分ニューヨークの映画ファンたちが通い詰めたレンタルビデオショップ「キムズビデオ」。そこは、5 万 5000 本もの貴重かつマニアックな映画の宝庫だった。配信サービスの隆盛で閉店に追い込まれた 2008 年、謎めいた社⻑キム・ヨンマンは、大量のコレクションをイタリアのシチリア島にあるサレーミという村に譲渡することを決意する。4000 マイルの旅を無事に終えた伝説のコレクションだったが、数年後に「キムズビデオ」元会員であるデイヴィッド・レッドモンがシチリアを訪れると、ずさんな管理体制の中、ホコリだらけの湿った所蔵庫でひっそりと息を潜めていた。助けを求める映画たちの“声”にかき立てられ、映画たちを救う荒唐無稽な奪還作戦が始動。その奪還作戦は、カーニバルの夜に映画の撮影だと偽り、アルフレッド・ヒッチコックやチャールズ・チャップリン、ジャン=リュック・ゴダール、イングマール・ベルイマン、ジャッキー・チェンといった映画の巨匠たちの“精霊”を召喚し、所蔵庫から映画たちを解放する前代未聞の計画だった。
ロジャー&ミー
1989年 / アメリカ / 91分サンフランシスコの雑誌社が肌に合わず帰郷したマイケル・ムーアは、不況で続々と工場が閉鎖となり、大量の失業であふれる町を目の当たりにする。GMの方針に腹を立て、とにかく会長のロジャー・スミスに町の惨状を見せようと彼を追うのだが…。
子どもたちはもう遊ばない
2024年12月28日 上映 / イラン / 63分2023年 分断が極限化するパレスチナとイスラエル/憎しみと恐れが沸点に達した今、エルサレムの深層から見えてくる重大な真実\n映画のロケハンでエルサレムを訪れたマフマルバフ監督は「長年続くイスラエルとパレスチナの紛争に解決の糸口はあるのか」を探るために、迷宮のような旧市街を訪ね歩く。街を街角に佇む老人、パレスチナ系ティーンのダンスグループ、ユダヤ系の若者等、さまざまな人々に出会ってゆく過程で、エルサレムに住む少数のパレスチナ系の人々とイスラエルという国家の摩擦、その根源的な問題が浮かび上がってくるのだが...。\n旅行vlog的なフットワークの軽い映像から浮かび上がる/エルサレムの日常から見えてくる紛争の根源とかすかな希望\n2023年10月のハマス襲撃後の緊張感も見え隠れするエルサレムの街をさまよいながら、その迷宮の深層に潜っていくマフマルバフ監督の目には何が映るのか。気軽な旅行記のようなスマートフォンによる撮影にもかかわらず、確かな構成と映画的な探究心によって、エルサレムの重層的な複雑さと一方で若者たちが体現する微かな希望をそのまま描き出すことに成功した野心的ドキュメンタリー。
シナリオ:予告篇の構想
2025年9月5日 上映 / フランス / 36分ジャン=リュック・ゴダールから、映画界への最後の贈り物。2022年9月、彼が自ら選んだ死の前日に完成した、本当の遺作。コラージュ技法による18分の本編と、ゴダール自身が制作ビジョンを語るドキュメンタリー映像の2部で一つの作品として構成されている。時代を超えた美学と革新的な映像表現を追求し続けた巨匠が、映画と私たちに贈る最後のメッセージとは——。
キルターズ
2024年 / アメリカ / 34分ミズーリ州セントルイスから南へ2時間ほどの小さな町にある、レベル5の最高警備レベルの刑務所、サウスセントラル矯正センターの縫製室で、キルト職人たちの日々の暮らしを追います。刑務所の奥深く、窓のない神聖な空間で美しい作品を生み出すことへの、設計から完成まで、職人たちの苦労、喜び、そして誇りが語られます。
生きて、生きて、生きろ。
2024年5月25日 上映 / 日本 / 113分福島県を舞台に、喪失と絶望に打ちのめされながらも日々を生きようとする人々と、彼らを支える医療従事者たちの姿をとらえたドキュメンタリー。 東日本大震災と福島第一原発事故から13年が経った福島県では、時間を経てから発症する遅発性PTSDなど、こころの病が多発しており、若者の自殺率や児童虐待も増加した。相馬市にある「メンタルクリニックなごみ」の院長・蟻塚亮二医師は連日多くの患者を診察し、その声に耳を傾ける。同院と連携するNPO「こころのケアセンター」の米倉一磨さんも、こころの不調を訴える地域住民の自宅訪問を重ねていた。患者や利用者の置かれた状況には、震災と原発事故の影響が色濃くにじむ。蟻塚医師は行方不明の夫が枕元に現れたと言う女性に対し、「生きていていいんだ、という希望を持った時に人は泣ける」と話す。一方、米倉さんは息子を失った男性に、ジンギスカンを一緒に焼くことを提案。やがてそれぞれに、小さな変化が訪れる。 監督は「ちょっと北朝鮮まで行ってくるけん。」の島田陽磨。
イ・チャンドン アイロニーの芸術
2023年8月25日 上映 / 韓国 / 100分人間の感情という、見えない物の真実を描き続けてきたイ・チャンドン作品の本質を、監督自らが現在から 過去へと遡りながら、紐解いていく―。本編には監督にゆかりのある俳優や、制作スタッフも出演。さらに各 作品のロケ地や著書、監督が幼少期に過ごした場所も映し出される。
メイキング・オブ・ジュラシック・パーク
1995年 / アメリカ / 51分
ナム・ジュン・パイク 月は最古のTV
2023年 / アメリカ / 110分
ビヨンド・ユートピア 脱北
2024年1月12日 上映 / アメリカ / 116分韓国で脱北者を支援するキム・ソンウン牧師の携帯電話には、日々何件もの連絡が入る。これまでに1000人以上の脱北者を手助けしてきた彼が直面する緊急のミッションは、北朝鮮から中国へ渡り、山間部で路頭に迷うロ一家の脱北だ。幼い子ども2人と80代の老婆を含めた5人もの人たちを一度に脱北させることはとてつもない危険と困難を伴う。キム牧師の指揮の下、各地に身を潜める50人ものブローカーが連携し、中国、ベトナム、ラオス、タイを経由して亡命先の韓国を目指す決死の脱出作戦が行われる――。
1975: そして世界はひっくり返った
2025年 / アメリカ / 92分
ヒトラーのためのソナタ
1979年 / ソ連 / 11分
ノミ・ソング
2003年 / ドイツ / 98分
にっぽん零年
1969年1月1日 上映 / 日本 / 74分
コヤニスカッツィ/コヤニスカッティ
1984年1月21日 上映 / アメリカ / 86分高度な撮影テクニックを駆使してアメリカ国内の都市や自然を捉え、文明社会が引き起こす危機を映像と音楽のみで描き出す。
ターチ・トリップ
1994年1月29日 上映 / 日本 / 64分
マーサ
2024年 / アメリカ / 116分ライフスタイル界のカリスマ、マーサ・スチュワート。10代の頃にモデルをしていた彼女が、インフルエンサーの先駆け、そして自力で成功したアメリカ初の女性ビリオネアとして名をはせるようになったいきさつとは。本人や親しい人物たちの本音を引き出す赤裸々なインタビューを通してその人生を振り返る。R・J・カトラー監督が贈る、マーサ・スチュワートの決定版ドキュメンタリー。
BEANIE MANIA -全米を狂わせたぬいぐるみ-
2021年 / アメリカ / 80分