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50歳の誕生日を迎えた元人気女優のエリザベスは、容姿の衰えによって仕事が減っていくことを気に病み、若さと美しさと完璧な自分が得られるという、「サブスタンス」という違法薬品に手を出すことに。薬品を注射するやいなやエリザベスの背が破け、「スー」という若い自分が現れる。若さと美貌に加え、これまでのエリザベスの経験を持つスーは、いわばエリザベスの上位互換とも言える存在で、たちまちスターダムを駆け上がっていく。エリザベスとスーには、「1週間ごとに入れ替わらなければならない」という絶対的なルールがあったが、スーが次第にルールを破りはじめ……。
九龍城砦(きゅうりゅうじょうさい)――そこは、かつて無数の黒社会が野望を燃やし、覇権を争っていた。 1980年代、香港へ密入国した若者チャンは、黒社会のルールを拒み、己の道を選んだために組織に目を付けられる。追い詰められたチャンが命がけで逃げ込んだ先は、まさに運命が導いた九龍城砦だった。彼はここで3人の仲間と出会い、深い友情を育んでいく。しかし、九龍城砦を巻き込む抗争が激化する中、チャンたちはそれぞれの信念を胸に、命を賭けた戦いに挑むことになる――。
ニューイングランドの寄宿制名門高校に勤務する古代史の非常勤教師ポール(ポール・ジアマッティ)は、その頑固で偏屈な性格ゆえ、生徒たちからはもちろん、校長や同僚たちからも疎まれていた。そんな彼は、多くの生徒や教師たちが家族と過ごすクリスマス休暇中に学校の寮に残らざるをえなくなった数名の生徒たちの子守をすることを余儀なくされる。やがて、生徒のひとりで優等生ではあるが問題行動の多いアンガス(ドミニク・セッサ)、そしてベトナム戦争で息子を亡くしたばかりの料理長(ダヴァイン・ジョイ・ランドルフ)とともに、ポールは思いがけない時間を過ごしてゆく……。
ハイテクな文明を誇るズートピアには、さまざまな動物が共存している。そんな平和な楽園で、ウサギの新米警官ジュディは夢を信じる一方、キツネの詐欺師ニックは夢を忘れてしまっていた。そんな彼らが、共にズートピアに隠された事件を追うことになり……。
クリスマス休暇をパリで過ごそうと計画する、ある家族の親戚を含む15人。無事出発したと思った矢先、ママは飛行機の中で重大な忘れ物に気付く。なんと8歳の息子ケビンを家に置き忘れてしまったのだ! こうして、ケビンはひとりぼっちで夜を過ごすことになるが、さらにその夜、空巣狙いの泥棒2人組が家に忍び込む。それに気付いたケビンは自分が家を守らなくちゃと、2人組相手にたったひとりで奇想天外な撃退作戦を展開する。
新宿の裏通り界隈を根城にするホームレスの中年男性ギン、オカマのハナ、家出娘のミユキはクリスマス・イヴの夜、ゴミ置き場に捨てられた赤ん坊を発見。ギンは赤ん坊を警察に届けようとするが、子どもを育てることが夢だったハナは赤ん坊を勝手に《清子》と命名し、自分たちで親探しをしようと決める。だが、手がかりになりそうなものは赤ん坊と一緒にあったわずかな写真と名刺だけ。翌日、3人は写真の場所を探して歩き回る。
仕事人間のハワードは、息子ジェイミーの空手の段の授与式にも出られなかった。息子の機嫌を取るために、ハワードはクリスマス・プレゼントにターボマン人形を約束する。イヴの朝、ハワードは人形を買いに行くが、どこも品切れ状態になっている。郵便配達人のマイロンも同様に人形を探していた。八方手を手を尽くしたが、手に入れられないハワードは隣の主人と妻の仲を誤解する。ショックを受けた彼は、ターボマンのパレードに紛れ込んでしまい……。
かつて一流商社の営業マンだった桐山は、友人に裏切られ、借金を抱え、以来、人と深い関わりを持たず、ビルの警備員として暮らしている。そんななか、ビル内に事務所を構える、不思議な雰囲気の男・鈴木と徐々に親しくなり、彼からある提案を受ける。
弟に恋人を取られたミステリー作家ジェイミー(コリン・ファース)は南仏へ傷心旅行に。一方その頃、若くてハンサムな英国新首相デヴィッド(ヒュー・グラント)は秘書に一目惚れしてしまい、悶々と悩んでいた。
クリスマス・イブの前夜、コードネーム"レッド・ワン”のサンタクロースが誘拐された!クリスマスを取り戻すため、子供たちの笑顔のためなら何でもする心優しいサンタクロース護衛隊長・カラムは、世界一の追跡者にして賞金稼ぎのジャックと手を組み、サンタ救出に向けて世界中を飛び回ることに。しかし、彼らの前に立ちはだかる誘拐犯は、サンタの力を利用してある恐ろしい計画を企てていた―。果たして、二人はクリスマスまでにサンタクロースを救出できるのか!?
ハリウッドの映画予告編製作会社の社長アマンダ(キャメロン・ディアス)と、ロンドン郊外に住む新聞記者のアイリス(ケイト・ウィンスレット)。クリスマス直前になってそれぞれ恋に破れた2人は、ネットを介して“ホーム・エクスチェンジ”をすることに。アマンダはロンドンに、アイリスはビバリーヒルズに旅立つが……。
1985年。友人の科学者ドク(クリストファー・ロイド)と知り合った高校生マーティ(マイケル・J・フォックス)は、彼が愛車デロリアンをベースに開発したタイムマシンを見せられる。試運転を始めようとしたところに、ドクに恨みを持つテロ集団が襲い掛かる。銃弾を浴びて倒れる彼を見たマーティはデロリアンで逃げ出し、そのまま1955年にタイムスリップ。デロリアンの燃料切れで1985年に戻れなくなったマーティはその時代に生きるドクに助けを求めて帰ろうとするが、まだ高校生である母親にほれられてしまう。
シスター・パクストンとシスター・バーンズは、布教のため森に囲まれた一軒家を訪れる。ドアベルを鳴らすと、出てきたのはリードという気さくな男性。妻が在宅中と聞いて安心した2人は家の中で話をすることに。早速説明を始めたところ、天才的な頭脳を持つリードは「どの宗教も真実とは思えない」と持論を展開する。不穏な空気を感じた2人は密かに帰ろうとするが、玄関の鍵は閉ざされており、助けを呼ぼうにも携帯の電波は繋がらない。教会から呼び戻されたと嘘をつく2人に、帰るには家の奥にある2つの扉のどちらかから出るしかないとリードは言う。信仰心を試す扉の先で、彼女たちに待ち受ける悪夢のような「真相」とは——。
魔法と幻想の国・オズにあるシズ大学の学生として出会ったエルファバとグリンダ。緑色の肌をもち周囲から誤解されてしまうエルファバと、野心的で美しく人気者のグリンダは、寄宿舎で偶然ルームメイトになる。見た目も性格もまったく異なる2人は、最初こそ激しく衝突するが、次第に友情を深め、かけがえのない存在になっていく。しかしこの出会いが、やがてオズの国の運命を大きく変えることになる。
1942年、日本統治下にあるジャワ島レバクセンバタの日本軍俘虜収容所で朝鮮人軍属カネモトがオランダの男性兵デ・ヨンを犯す。日本語を解する俘虜(捕虜)の英国陸軍中佐ジョン・ロレンスは、ともに事件処理にあたった粗暴な軍曹ハラと奇妙な友情で結ばれていく。 一方、ハラの上司で所長の陸軍大尉ヨノイは、日本軍の背後に空挺降下し輸送隊を襲撃した末に俘虜となった陸軍少佐ジャック・セリアズを預かることになり、その反抗的な態度に悩まされながらも彼に魅せられてゆく。 同時にカネモトとデ・ヨンの事件処理と俘虜たちの情報を巡り、プライドに拘る空軍大佐の俘虜長ヒックスリーと衝突する。東洋と西洋の宗教観、道徳観、組織論が違う中、各人に運命から届けられたクリスマスの贈りものが待っていた。
ケイト(エミリア・クラーク)は、ロンドンのクリスマスショップで働いているが、なかなか仕事に集中できず生活も荒れ気味だった。そんなとき突如現れた謎の青年トム(ヘンリー・ゴールディング)が、たちまち彼女の抱えるさまざまな問題点を洗い出し、解決に導く。ケイトは彼に好意を抱くが二人の仲は進展せず、やがて彼女はある真実にたどり着く。
田舎の屋敷でクリスマスのディナーパーティーを催したイギリス人夫婦のサイモン(マシュー・グード)とネル(キーラ・ナイトレイ)、彼らの息子アート(ローマン・グリフィン・デイヴィス)たちのもとに、友人たちが家族を連れて集まる。12人の男女が久々の再会を楽しむその宴は、あらゆる生物を死滅させる謎の猛毒ガスが地球全土に広がり、明日にもイギリスに到達しようとする中で開かれた最後のパーティーだった。
主人公のジョージという男は、いつも何処かでツキに見放され、逆境にばかり立ち向かう運命にあった。自分のミスではなく大金を失った彼は、全てに絶望して自殺を図る。ところが、12月の冷たい河に飛び降りようとしたとき、彼より先に一人の男が身を投げて救けてくれと叫んだ。あわてて救けたジョージに、男は、自分は見習い天使だと告げるが……。
2020年2月、乗客乗員3,700名を乗せた豪華客船が横浜港に入港した。香港で下船した乗客1人に新型コロナウイルスの感染が確認されていたこの船内では、すでに感染が拡大し100人を超える乗客が症状を訴えていた。出動要請を受けたのは災害派遣医療チーム「DMAT(ディーマット)」。地震や洪水などの災害対応のスペシャリストではあるが、未知のウイルスに対応できる経験や訓練はされていない医療チームだった。対策本部で指揮を執るのはDMATを統括する結城英晴(小栗旬)と厚労省の役人・立松信貴(松坂桃李)。船内で対応に当たることになったのは結城とは旧知の医師・仙道行義(窪塚洋介)と、愛する家族を残し、船に乗り込むことを決めたDMAT隊員・真田春人(池松壮亮)たち。彼らはこれまでメディアでは一切報じられることのなかった<最前線>にいた人々であり、治療法不明の未知のウイルス相手に自らの命を危険に晒しながらも乗客全員を下船させるまで誰1人諦めずに戦い続けた。全世界が経験したパンデミックの<最前線>にあった事実に基づく物語――。
クレアはハチャメチャだが愛すべきクロースター家のまとめ役。クリスマスは特に力の見せどころだが、今年はスペシャルなお出かけを計画していたにもかかわらず、家族が彼女を家に忘れるという大失態を演じる。自分を軽んじる家族にウンザリしたクレアは、勢いに任せて独りきりで冒険へ出発。大慌てで捜し回る家族をよそに行き当たりばったりで突き進むうち、思いもよらないクリスマスの魔法を体験することとなる。
33歳のジョン(ジェームズ・ノートン)は、窓拭き清掃員として働きながら、一人で4歳の息子マイケル(ダニエル・ラモント)を育ててきた。だがジョンは不治の病を患っており、余命いくばくもなかった。彼はマイケルと養子縁組してくれる家族を探そうと多くの家族候補と面会するが、人生最大の決断となるだけに次々と迷いが生じる。献身的なソーシャルワーカーと出会い自分の不甲斐なさを思い知りつつも、マイケルのために最良な未来を選ぼうと奔走する。
上田唯士、10才、小学4年生。\n生き物が好きな、いたってふつうの男子。\nそんな彼が恋をした。\n相手は、“環境問題・意識高い系女子”の三宅心愛。\n彼女に近づこうと、心愛が夢中になっている“環境活動”を共にすることに。\nそこにクラスのちょっぴり問題児・橋本陽斗も加わり、3人が始めた活動は思わぬ方向に――
洞窟で暮らすへそ曲がりのグリンチは、山の麓で生活する村人たちに意地悪することを生きがいにしていた。愛犬マックスの純粋な愛情にも背を向ける彼は常に機嫌が悪く、孤独な日々を送っている。ある日、グリンチは村中の人々が大好きな“クリスマス”を盗もうと計画する。
息子を愛するシングルマザーや生徒思いの教師、元気な子供たちなどが暮らす、大きな湖のある郊外の町。どこにでもあるような子供同士のけんかが、互いの主張の食い違いから周囲を巻き込み、メディアで取り上げられる。そしてある嵐の朝、子供たちが突然姿を消してしまう。
アンディ(アン・ハサウェイ)はジャーナリストを志しNYにやって来る。オシャレに関心のない彼女は、無謀にも一流ファッション誌ランウェイの面接を受ける。編集長ミランダ(メリル・ストリープ)のジュニア・アシスタントの仕事を手に入れるのだが、翌朝から24時間公私の区別なく携帯が鳴り続ける悪夢の日々が始まった。
クリスマスイブ、サンタクロース(デヴィッド・ハーバー)は子供たちにプレゼントを届けようと空を駆け回っていた。そのころ、ある豪邸で富豪一家がパーティーを楽しんでいるところへ、スクルージ(ジョン・レグイザモ)率いる武装集団が金庫の3億ドルを狙って押し入り、一家を拘束する。一方、そんな事態とは知らずにこの豪邸に降り立ったサンタは、不運にも武装集団と鉢合わせしてしまう。彼はとっさに近くにあったクリスマスオーナメントを手に取り、悪党たちに反撃する。
高校生のフランクは尊敬する父が母と離婚すると聞き、ショックで衝動的に家を飛び出してしまう。そして、生活のため偽造小切手の詐欺を始めるようになる。最初はなかなかうまくいかなかったが、大手航空会社のパイロットに成りすますと誰もがもののみごとに騙された。これに味をしめたフランクは小切手の偽造を繰り返し巨額の資金を手に入れるのだったが…。
ある日、室井慎次の家のそばで、レインボーブリッジ事件の犯人の一人が死体で発見される。そんななか、かつて湾岸署を占拠した猟奇殺人犯・日向真奈美の娘という少女・杏が現れ、穏やかな暮らしを求めたはずの室井の日常が徐々に変化していく。
神秘の星パンドラ。元海兵隊員のジェイク(サム・ワーシントン)は先住民ナヴィの女性ネイティリ(ゾーイ・サルダナ)と結ばれ、子供たちをもうけ、幸せに暮らしていた。しかし、ジェイクたちは再びパンドラに現れた人間たちに森を追われてしまい、海の部族のもとに身を寄せる。だが、その美しい海にも侵略者が接近していた。
宮城県の小さな港町。耳のきこえない両親のもとで愛情を受けて育った五十嵐大にとって、幼い頃は母の“通訳”をすることもふつうの日常だった。しかし成長するとともに、周囲から特別視されることに戸惑いやいら立ちを感じるようになり、母の明るさすら疎ましくなっていく。複雑な心情を持て余したまま20歳になった大は逃げるように上京し、誰も自分の生い立ちを知らない大都会でアルバイト生活を始めるが……。
1962年、ニューヨークの高級クラブで用心棒を務めるトニー・リップ(ヴィゴ・モーテンセン)は、クラブの改装が終わるまでの間、黒人ピアニストのドクター・シャーリー(マハーシャラ・アリ)の運転手として働くことになる。シャーリーは人種差別が根強く残る南部への演奏ツアーを計画していて、二人は黒人用旅行ガイド「グリーンブック」を頼りに旅立つ。出自も性格も違う彼らは衝突を繰り返すが、少しずつ打ち解けていく。
昭和22年・福岡県大野島生まれの川尻松子(中谷美紀)は、お姫様みたいに幸せな人生に憧れていた。しかし、20代で教師をクビになり、エリート街道から転落、家を飛び出して風俗嬢になってしまう。その上ヒモを殺害して刑務所へ送られ、壮絶な不幸の連続にまみれた波乱万丈の人生を送ることになる……。
不慮の事故で全身麻痺(まひ)になってしまった大富豪のフィリップ(フランソワ・クリュゼ)は、新しい介護者を探していた。スラム出身の黒人青年ドリス(オマール・シー)は生活保護の申請に必要な不採用通知を目当てに面接にきた不届き者だったが、フィリップは彼を採用することに。すべてが異なる二人はぶつかり合いながらも、次第に友情をはぐくんでいき……。
クリスマス休暇を常夏のフロリダで過ごそうと空港にやってきたマカリスター一家。ところが、なぜかケビンだけが間違えてニューヨーク行きの飛行機に乗ってしまい、またまた彼はひとりぼっちに。偶然にもクレジット・カードや現金の入った両親のカバンを持っていたことから、ちゃっかり高級ホテルで悠々自適の暮らしを楽しむケビンだが、そこでなんと、かつて撃退した泥棒コンビに再会してしまった。
日々繰り返される祭りの準備に憂鬱なハロウィンの王様ジャックは、ある日、偶然クリスマスの世界へ迷い込む。その華やかさに魅了された彼は、ハロウィン風クリスマスの計画を思いつく。しかし、サリーはそんなジャックが心配で……。
とある殺人現場を目撃したために、組織に命を狙われるようになったクラブ歌手が、裁判の日まで修道院でかくまわれるハメに。しかし、元々下町で下品に育った彼女がそんなに神聖にできるはずもなく、やがて、聖歌隊をゴスペル風に改造し……。
学年新聞で4コマ漫画を連載している小学4年生の藤野。クラスメートから絶賛され、自分の画力に絶対の自信を持つ藤野だったが、ある日の学年新聞に初めて掲載された不登校の同級生・京本の4コマ漫画を目にし、その画力の高さに驚愕する。以来、脇目も降らず、ひたすら漫画を描き続けた藤野だったが、一向に狭まらない京本との画力差に打ちひしがれ、漫画を描くことを諦めてしまう。 しかし、小学校卒業の日、教師に頼まれて京本に卒業証書を届けに行った藤野は、そこで初めて対面した京本から「ずっとファンだった」と告げられる。 一度は、漫画を描くことを諦めるきっかけとなった京本と、今度は一緒に漫画を描き始めた藤野。二人の少女をつないだのは、漫画へのひたむきな思いだった。しかしある日、すべてを打ち砕く事件が起きる…。
ある日、届いた荷物は爆弾だった―― 日本中を震撼させる4日間。 11月、流通業界最大のイベントのひとつ“ブラックフライデー”の前夜、 世界的なショッピングサイト最大手から配送された段ボール箱が爆発する事件が発生。やがてそれは日本中を恐怖に陥れる謎の連続爆破事件へと発展していく—―。関東の4分の3を担う巨大物流倉庫のセンター長に着任したばかりの舟渡エレナ(満島ひかり)は、 チームマネージャーの梨本孔(岡田将生)と共に、未曾有の事態の収拾にあたる。 誰が、何のために爆弾を仕掛けたのか? 残りの爆弾は幾つで、今どこにあるのか? 決して止めることのできない現代社会の生命線 ―世界に張り巡らされたこの血管を止めずに、 いかにして、連続爆破を止めることができるのか? それぞれの謎が解き明かされるとき、 この世界の隠された真の姿が浮かび上がる。
第2次世界大戦中、才能にあふれた物理学者のロバート・オッペンハイマーは、核開発を急ぐ米政府のマンハッタン計画において、原爆開発プロジェクトの委員長に任命される。しかし、実験で原爆の威力を目の当たりにし、さらにはそれが実戦で投下され、恐るべき大量破壊兵器を生み出したことに衝撃を受けたオッペンハイマーは、戦後、さらなる威力をもった水素爆弾の開発に反対するようになるが……。
1952年のニューヨーク。デパートでアルバイトをするテレーズ(ルーニー・マーラ)は、娘へのプレゼントを探すキャロル(ケイト・ブランシェット)に応対する。優雅で気品に満ちた美しさを誇るも、謎めいたムードもある彼女に魅了されたテレーズ。彼女にクリスマスカードを送ったのを契機に、二人は会っては話をする仲になる。娘の親権をめぐって離婚訴訟中の夫と争うキャロルと恋人からの求婚に思い悩むテレーズ。そんな中、彼女たちは旅行に出掛けるが……。
バチカンのシスティーナ礼拝堂で行われる教皇選挙<コンクラーベ>の裏側を描くヒューマン・ミステリー。ローマ教皇が死去した。悲しみに暮れる暇もなくローレンス枢機卿は新教皇を決める教皇選挙を執り仕切るが、その渦中、バチカンを震撼させるある秘密を知る。
下半身不随になり、車いす生活を送るジェイク(サム・ワーシントン)は、衛星パンドラにやって来る。彼は人間とナヴィ族のハイブリッドであるアバターに変化を遂げ、不自由な体で単身惑星の奥深くに分け入って行く。慣れない土地で野犬に似たクリーチャーに襲われていた彼は、ナヴィ族の王女(ゾーイ・サルダナ)に助けられる。
ある少年がクリスマスプレゼントにもらった小動物モグワイには絶対に守るべき三つの決まりが……。S・スピルバーグが製作総指揮した、ブラックユーモアもたっぷりな痛快編。監督はホラー界の鬼才J・ダンテ。脚本は後に「ホーム・アローン」で人気監督になるC・コロンバス。 チャイナタウンの骨董屋で発明家ペルツァーが手に入れた不思議な動物モグワイ。彼はそれを息子ビリーへクリスマス・プレゼントとして贈るが、モグワイには、水に濡らさないこと、太陽光線に当てないこと、真夜中すぎにエサを与えないことの三つの誓いが必要だった。だが、この誓いが破られた時、可愛いモグワイは恐るべき凶悪な怪物グレムリンへと増殖していく。かくして平和な田舎町キングストン・フォールズは悪夢のクリスマスを迎えることになるのだ。
エドワードは、発明家の博士によって生み出された人造人間。だが、完成直前に博士が急死してしまった為、彼は両手がハサミのままこの世に残されてしまう。その後、ゴースト屋敷のような丘の上の家で、顔が傷だらけで孤独な日々を送っていた彼の元にある日、化粧品のセールス・ウーマンのペグが訪ねて来た。心優しい彼女は、そんな彼の姿に同情し、自分の家に連れて帰る。そうして家の中へ通された彼は、写真に写っているペグの娘キムに心奪われ、彼女に恋してしまう。
オカルト雑誌の編集者が行方不明になった。彼が消息を絶つ直前まで調べていたのは、幼女失踪事件や中学生の集団ヒステリー事件、都市伝説、心霊スポットでの動画配信騒動など、過去の未解決事件や怪現象の数々だった。同僚の編集部員・小沢悠生はオカルトライターの瀬野千紘とともに彼の行方を捜すうちに、それらの謎がすべて“近畿地方のある場所”につながっていることに気づく。真相を確かめようと、2人は何かに導かれるようにその場所へと向かうが、そこは決して見つけてはならない禁断の場所だった。
ロバート・エガース監督が、サイレント映画「吸血鬼ノスフェラトゥ」に独自の視点を入れ創り上げた最新作。
クリスマス・イブの夜、LAのハイテクビルを最新兵器で武装した謎のテロリスト集団が襲う。彼らの要求を拒んだ重役達は即座に射殺。なすすべも無く怯える人質たち。ビルの中にいた非番警官ジョン・マクレーンは外部との連絡が一切遮断された中、ただ一人命をかけた闘いを挑んだ!
カーニヴァルの夜、望みをかなえる魔王のボックスにコインを入れた主人公が、翌朝目覚めると少年からオトナに成長していた。親友の協力によって玩具メーカーに就職した主人公だったが、持ち前の自由な発想が社長に認められめきめき昇格していく……。
ケンタッキーの小さな町で暮らすシャロンは、気性の激しい、過去に傷を持つ美容師。妻を亡くし2人の娘のために奮闘する男エドと出会ったことで、彼女は新たな生きる目標を見いだす。彼の下の娘に肝移植手術を受けさせるべく、シャロンは強い意志のもと次々と不可能を可能にしていく—。信じる力と日常の中にある奇跡について描く、驚くべき実話に基づいた感動の物語。