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キネマの神様の映画ポップコーン編集部の解説レビュー

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2021年08月10日更新
『キネマの神様』は一言で言うとホームドラマ。映画監督を目指した男と、食堂で働く女の、言ってしまえば平凡なストーリー。あらすじを口頭で説明しても「ふーん。」で済んでしまいそうな話。だからこそ身近に感じられ、セリフ1つ1つが身に染み、親近感を覚え泣ける。素晴らしい映画でした。

『キネマの神様』を解説します

キネマの神様 / God of the Cinema

松竹映画の100周年を記念した作品。当初主役を演じる予定だった志村けんさんが新型コロナウィルス感染症の肺炎により降板、後に死去した事から、かつて志村と同じ事務所でもあった沢田研二が志村の意思を継ぎ、代役としてゴウを演じる事になった事でも話題に。

映画「」のポスター

→映画ポップコーン『キネマの神様』 視聴可能な動画配信サービス等がわかります。

『キネマの神様』受賞一覧

(受賞次第更新していきます。)

『キネマの神様』を見た人の感想・評価まとめ

twitterで、『キネマの神様』を視聴した人の感想や評価を徹底調査してみました!

『キネマの神様』良い評価・感想

・「キネマの神様」新宿ピカデリーで。
コロナ禍が刻まれた<映画愛>映画。明らかに志村けんに当て書きされた愛すべきダメ男を沢田研二が演じる。良いところは映画好きなことだけの主人公!一方で若き日を演じる菅田将暉は輝いてる。永野芽郁、北川景子、寺島しのぶら女優陣も見せ場があって素敵だった。

 

・あー!山田洋次監督作品だ♡と言わんばかりの観た後は心がポカポカする温かい作品でした。ラスト良かったなぁ..
次はマスクの予備も持って行こう。

 

・#キネマの神様 を観て。志村けんさん主演のままだったらこの展開はないかなって思う。劇中でにコロナに触れていました。映画監督を目指す青年とその50年後。何で夢破れたのか?破れたのではなく、彼の心(精神)が脆かったから。山田監督は全身全霊でけんさんにこの映画を捧げているのに胸が詰まりました

 

・映画館で観るべき作品だと思います。とくに若い方へ、
90歳の山田洋次監督からの映画愛が届きますように。
菅田将暉さん、永野芽郁さん、野田洋次郎さん、北川景子さんからの希望
沢田研二さんの志村けんさんを背負った覚悟、宮本信子さん、小林稔侍さんの愛。届きますように。

キネマの神様の鑑賞報告を探すと、どこを見ても良い評価。

・映画館で見るべき作品
・コロナ禍が刻まれた<映画愛>映画。
・心がポカポカする温かい作品
・山田監督は全身全霊でけんさんにこの映画を捧げているのに胸が詰まりました

などなどの意見が多く見られ、9割以上が褒めの意見でした。

『キネマの神様』悪い評価・感想

一方、悪い意見は殆ど見当たりませんでしたが、このような意見もありました。

・「キネマの神様」はムチャつまらんかったーー💦(あくまでも個人的感想)超駄作やなと思う。
主役の演技下手すぎん?映画に入り込めず、退出しようかと思った。
良かったのは志村けんさんへの想いと、菅田将暉君や北川景子さんが美しく目の保養になったという点くらい

 

・「キネマの神様」
微妙でした。思っていたより面白くなかった…
キャストは豪華だし、松竹の記念作品っていうのは理解できるんだけど、如何せん脚本に魅力を感じられなかったもので楽しめなかった。
わざとだとは思うけど、役者陣の演技に、クセみたいなのを感じてちょっと気になった。

 

・志村けんと沢田研二は似ていますが、
菅田将暉と似ているのは加藤茶。
「キネマの神様」、
加藤茶が演じた方が過去と現在の繋がりが自然になり、二重に泣けたと思うのです。 

・主役の演技が下手
・脚本に魅力を感じられなかった
・志村けんと沢田研二は似ていますが、菅田将暉と似ているのは加藤茶。

という意見も。山田洋次ワールドを感じさせるクセの強いキャラクターが合わなかった方もいるようです。

『キネマの神様』映画ポップコーンによる徹底解説

キネマの神様あらすじ、ストーリー

松竹映画の100周年を記念した作品で、人気作家・原田マハの同名小説を山田洋次監督が映画化。“映画の神様”を信じ続ける男の人生と、彼を取り巻く人々との愛や友情、家族の物語を描く。映画監督を目指し、助監督として撮影現場で働く若き日のゴウは、撮影所近くの食堂の娘・淑子や仲間の映写技師テラシンとともに夢を語らい、青春の日々を駆け抜けていた。しかし、初監督作「キネマの神様」の撮影初日に転落事故で大きなケガを負い、作品は幻となってしまう。大きな挫折を味わったゴウは夢を追うことを諦めてしまい、撮影所を辞めて田舎へと帰っていった。それから約50年。かつて自身が手がけた「キネマの神様」の脚本が出てきたことで、ゴウの中で止まっていた夢が再び動き始める。「男はつらいよ」「学校」「釣りバカ日誌」など松竹の看板シリーズを手がけてきた山田監督がメガホンをとり、山田監督作に数多く携わってきた朝原雄三も脚本に参加している。現在のゴウを沢田研二、若き日のゴウを菅田将暉が2人1役で演じる。ゴウ役は当初、志村けんが務める予定だったが、志村が新型コロナウイルス感染症の肺炎により降板、後に死去したことから、かつて志村と同じ事務所でもあった沢田が志村の意思を継ぎ、代役としてゴウを演じることになった。

キネマの神様を見た感想 ネタバレなし!

後半は涙が止まらない、感動の展開。山田洋次監督89歳。本作キネマの神様も、山田洋次監督らしさが溢れシネマ愛が詰め込まれた作品だと感じました。

主人公ゴウは、ギャンブルと酒依存症のダメダメな親父。どこか『男はつらいよ』の寅さんを思わせるキャラクター。ゴウを演じた沢田研二さんは『男はつらいよ 花も嵐も寅次郎』(1982年公開)に出演し寅さん役である渥美清さんと共演されています。

映画「」のポスター

当初ゴウは志村けんさんが演じる予定でしたが、新型コロナウィルス感染症による肺炎の為に降板、後に死去された事から志村けんさんの意思を引き継ぎ、代役として沢田研二さんがゴウを演じる事になりました。その際、

「志村さんのお気持ちを抱きしめ、やり遂げる覚悟です」
「あの日から新型コロナとともに歩んだ72歳、精一杯の姿です。せんないですが、志村さんのゴウが見たかった。私はこの作品を封切り館で初めて見ようと思っています。沢田研二」。

とコメントされています。

志村けんさんの代役として素晴らしい演技を披露した沢田研二さん

沢田研二さんは志村けんさんになりきって役を演じられていた、そんな印象です。冒頭、少しのぎこちなさを感じましたが、さすがジュリー。物語が進むにつれ、どんどん志村けんさんになっていき献身されていました。
ギャンブラー、アルコール中毒、困ったお爺ちゃん、でも愛すべきお爺ちゃん。という難しい役どころを、『ファーザー』のアンソニー・ホプキンスかのように、見事に演じきっていました。

新型コロナウィルスの影響で変わった『キネマの神様』の脚本

ラグビーワールドカップの映像から始まる本作は、まさに今を映し出していました。

過去パートを菅田将暉さん、永野芽郁さん、北川景子さん、野田洋次郎さんが演じ、現代パートを沢田研二さん、宮本信子さん、小林稔侍さん、寺島しのぶさんらが演じますが、現代パートの撮影は2020年4月からの予定だったそうです。まさに新型コロナウィルスの日本での感染が報道され緊急事態宣言に入った頃。志村けんさんの訃報もあり撮影はストップしてしまい、その間にシナリオは大きく書き換えられたのでしょう。

後半ではマスクをしている登場人物が増え、主人公ゴウの友人、テラシンが営む映画館もコロナにより経営が厳しくなっている状況が伝えられます。

志村けんさんで撮影されたシーンはあるの?

結論から言うとないようです。沢田研二さんの素晴らしい演技を見た後、志村けんさんだったらどう演じていたんだろう?と当然気になると思います。私も気になり調べてみました。

志村けんさんは2020年2月末の撮影前の本読みに参加されていたそうです。志村けんさんが出演するシーンの撮影自体は4月から始まる予定でしたが、志村けんさんは新型コロナウィルス感染症により3月29日に死去されました。ですので、志村けんさんが出演し撮影されたシーンはなかったようです。

『キネマの神様』は名セリフがたくさん! ネタバレあり

劇中では、ジーンとする名台詞がたくさん散りばめられていました。

明らかに問題児であるゴウとの結婚を周囲に反対される淑子(永野芽郁)が、「ゴウちゃんには私がいないとダメなの。私がゴウちゃんを幸せにする!」と言ったり。

淑子を車で送り届ける園子さん(北川景子)が「人生で1度か2度の大きな決断に関わる事ができて嬉しい。」「結婚して後悔する。しないで後悔する。どちらの後悔を選ぶかよ。」

などなど、サラッと素晴らしい名言が出てくるので、是非注目してご覧下さい。twitterでは「#キネマの神様名言集」というタグもあるので、そちらも是非。

『キネマの神様』の不満として見受けられた意見 ネタバレあり

原作である小説『キネマの神様』とストーリーが違う

『キネマの神様』には小説版の原作がありますが、原作とはかけ離れたストーリーに落胆された小説ファンの方もいるようです。主要の登場人物が映画版では登場しなかったり、実際の名作映画や映画愛について語られるシーンがゴソッと抜けていたりする点に不満を感じた方もいたようでした。

都合の良すぎる展開

大きな挫折を味わったゴウは夢を追うことを諦めてしまい、撮影所を辞めて田舎へと帰っていった。それから約50年。かつて自身が手がけた「キネマの神様」の脚本が出てきたことで、ゴウの中で止まっていた夢が再び動き始める。その結果、ある成功を収めるのですが、この展開が「都合が良すぎる、そんなうまくいくかー!」と思った人も多いようです。

個人的には言われてみれば確かにうまくいきすぎたストーリーかもしれませんが、その時にはドップリとストーリーにのめり込んでいてジュリーを応援したい気持ちになっていたので全く気にならず、むしろ一緒に嬉しい気持ちに浸っていました。

『キネマの神様』映画ポップコーンの総評

『キネマの神様』は一言で言うとホームドラマ。映画監督を目指した男と、食堂で働く女の、言ってしまえば平凡なストーリー。あらすじを口頭で説明しても「ふーん。」で済んでしまいそうな話。だからこそ身近に感じられ、セリフ1つ1つが身に染み、親近感を覚え泣ける。素晴らしい映画でした。

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