アデル、ブルーは熱い色
教師を夢見る高校生アデル(アデル・エグザルコプロス)は、運命的に出会った青い髪の画家エマ(レア・セドゥ)の知性や独特の雰囲気に魅了され、二人は情熱的に愛し合うようになる。数年後、念願の教師になったアデルは自らをモデルに絵を描くエマと一緒に住み、幸せに満ちあふれた毎日を過ごしていた。しかしエマの作品披露パーティーをきっかけに、二人の気持ちは徐々に擦れ違っていき……。
この作品を見終わる頃には、アデルと同じようにエマに魅了され、 胸が苦しくなるように感情が動かされている自分に気が付きました。 この作品は、エマとすれ違った時の”一目惚れ”のシーンがものすごく 印象的です。それはほんの数秒で、一瞬目が合うだけのシーンでした。 その数秒を何度も見返したくなるほど、エマの雰囲気、仕草、表情、 視線、首の角度、歩行速度、真っ白の肌、自然に色付くオレンジの唇。 そして、風になびく綺麗なブルーの髪の毛。それら全てがこの一瞬で絶妙に、 完璧に表現されていて、全ての視聴者が一目惚れしたアデルと同じ感情を 覚えるような、とても素晴らしいカットとなっていました。 全てが完璧な彼女にとてもあこがれます。映画を見ていてそんな出会いが あると、自分自身が生きていく上でのロールモデルになったり、 とても影響を受けます。それが映画の醍醐味でもあると思います。 完璧な彼女を作り上げた監督に感謝したいです。 そして、この作品はストーリー展開もとてもこだわっているように感じました。 本質としてこのような作品はLGBTQに関して考えるきっかけになり、 差別について考えるために観るのはとても大事なことだと思います。 ですが、私は、性別関係なくひとつの純粋な恋愛映画として受け入れられたら いいな、と思います。あくまでも日本のように娯楽として作られるBLなどとは違い、 全ての人が、同性愛に違和感を持たずに受け入れ、共感できるように 全ての人は恋をして、人を愛し、愛し合います。それが、同性だとしても 自分自身の感情に素直に向き合っている証拠で、とても素敵なことだと思います。 誰かを愛することで誰かがつらいおもいをする世の中は絶対におかしいです。 この作品は、アデルと同じようにエマにときめいたり、共感させることができる、 実はそれは、とても重要な凄い力を秘めているのではないかと思いました。
このレビューにはネタバレが含まれています
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