シリーズ化が望まれるいい雰囲気の除霊探偵バディもの
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年2月4日 15時57分
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総合評価:
3.0
横浜のロケーションや古びて退色した建物や事務所の雰囲気が、除霊探偵のストーリーにとても良くマッチしている。
平手友梨奈の無表情さにより、恐怖感がすごく高められていて凄い。
志尊淳の「助手」っぷりもいい感じで、眼鏡のオンオフで別人みたいに変化するのもポイント高い。
主役の岡田将生はいつものごとくだけれども、彼の醸し出す正体不明感がストーリーにはバッチリはまっているので大丈夫。
滝藤賢一が演じる刑事(半澤という名前なところに妙な繋がりを感じさせる)の不自然な程の現実主義者なところが荒唐無稽なストーリーの重石になっていて(実際、作品内でも現実世界のホームポイント的な役割を果たしている)、味わいを深くすることに貢献している。
お話的には細部が色々と不明瞭なところがあって、何をしているのかわからなかったりする部分もあるのだけれど、続編に続くような終わりかたをしているので、(もしあれば)そこで色々判明するのかなと思えば、まあいいかなという感じ。
キャストのコンビネーションも、映像も、音楽もセンス良く、続きがとても楽しみな作品です。