渋さのある展開の映画でした
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年1月7日 10時10分
役立ち度:1人
総合評価:
4.0
毎回、様々な装備を開発して貸与する役がいますが、今回はいかにもデジタル世代のキャラクターになっていて、装備もデジタル化されているのが時代の変化を感じさせました。
また、何と言っても、後半に出てくるスコットランドの風景の美しさが際立っています。ダニエル・クレイグ演ずる寡黙なボンドと古い屋敷という設定が合っていました。その屋敷で敵を待ち受けて戦う展開になりますが、古い屋敷の様々な物を使い戦うところが良かったです。さらに、悪役のハビエル・バルデムさんですが、「ノーカントリー」で演じた悪役と同様に、怖い悪役を上手く演じていました。悪役が上手い俳優さんのようです。
今回は、ベレニス・マーロウさんがボンド・ガールとして出演しますが、今回の本当のボンド・ガールは M役のジュディ・デンチさんでしょう。上映時間は2時間22分と長い方ですが、見ていて時間を忘れる映画でした。
これまでの華やかさを残しつつ、渋さもある一作になっています。