英国王のスピーチ
The King's Speech
幼いころから、ずっと吃音(きつおん)に悩んできたジョージ6世(コリン・ファース)。そのため内気な性格だったが、厳格な英国王ジョージ5世(マイケル・ガンボン)はそんな息子を許さず、さまざまな式典でスピーチを命じる。ジョージの妻エリザベス(ヘレナ・ボナム=カーター)は、スピーチ矯正の専門家ライオネル(ジェフリー・ラッシュ)のもとへ夫を連れていくが……。
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英国王のスピーチの豆知識・失敗談
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豆知識・トリビア
脚本家のデビッド・サイドラーは、子供の頃にどもりがあり、ジョージ6世の戦時中の演説を聞いたことがあります。大人になってから、エリザベス王妃(ジョージ6世の未亡人)に手紙を出して、国王の話を使って映画を作る許可を求めました。エリザベス王妃は、自分が生きている間には作らないでほしいと言い、サイドラーはその要求を尊重しました。
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豆知識・トリビア
撮影開始の9週間前、ライオネル・ローグの孫であるマーク・ローグは、屋根裏部屋で祖父の私物が入った大きな箱を発見しました。その箱には、ライオネル・ローグの日記、予定表、ジョージ6世とのスピーチセラピーのメモ、そして国王からローグに宛てた100通以上の個人的な手紙が入っていました。また、ジョージ6世が1939年にラジオ放送で対独宣戦布告を行った際に使用したスピーチの実物と思われるコピーも入っていました。マーク・ローグは祖父の書類、手紙、日記をトム・フーパー監督と脚本家のデヴィッド・サイドラーに渡し、監督はそれらを使ってローグと国王の関係を具体化しました。ジェフリー・ラッシュとコリン・ファースもこの資料に目を通し、役作りのヒントを得たといいます。この映画の中で、ジョージ6世がラジオで演説した後のやりとりが、そのままローグの日記から引用されています。ファースは、これを映画に入れるべきだと主張しました。
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豆知識・トリビア
ライオネルはバーティが演説している間、「煙を肺に吸い込むと死ぬぞ 」と言ってタバコを吸わせません。1日に20〜25本のタバコを吸っていた国王ジョージ6世は、1952年2月6日、肺がん手術の合併症で56歳の若さでこの世を去りました。
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英国王のスピーチの映画情報
公開日: 2011年2月26日 / 上映時間: 118分 / 製作年: 2010年
配給・制作会社: ギャガ / 映倫区分: G (日本)