ゴッドファーザー
シシリーからアメリカに移住し、一代で財を成したドン・コルレオーネ。三男のマイケルはひとり堅気な人生を送ろうとしていたが、敵対するファミリーにドンが襲われ重傷を負った時、彼は報復を決意する。そしてニューヨークは抗争の場と化していった……。
イタリア系移民のマフィアを扱った映画である。 映画な中では派手なマフィア同士の抗争なども描かれる。マフィアを主題とした物語ではあるが、もっと深いテーマとしては「家族の絆」、親から子に引き継がれていくものといったことが表現されていると感じた。 また、マフィアの世界なので、血縁による繋がりに加え、組織の中の疑似家族ともいうべき結束も描かれている。 主人公マイケル・コルレオーネを演じるアル・パチーノの演技が素晴らしい。マフィアを嫌う純朴な青年風の出だしから、マフィアのドンとなっていく過程で、だんだんとそれらしくギラついていく変化が見て取れ興味深い。 その他、ドンを演じるマーロン・ブランド、取り巻きを演じる俳優などの演技も 個性的でストーリーにぴったり合っている。マイケルの兄弟もそれぞれに個性があり、配役もすばらしく適中しており味わい深い。 音楽も素晴らしく、この映画は何度見返しても飽きさせない独特の魅力を持った名作だと思う。
高校時代にDVD買って初鑑賞した時は、字幕と吹替どっちで観ても話が掴めなかったたしそんなに名作かなあという印象だったけれど、随分経ってから野沢那智版を鑑賞したら、死ぬほど面白かった。自分が成長したせいもあるだろうけど、野沢那智、森川公也、穂積隆信など名俳優の蝶々発止のやりとりと、べらんめい口調のテンポの良さと情報量と雰囲気を重視した木原たけしの名翻訳などが本当に素晴らしくて擦り切れるほど再生した。情報量に制約がある字幕や別撮りや直訳傾向にあるソフト版吹替では感じられなかった生の会話劇が本来吹替の魅力のひとつだと思う。勿論ゴッドファーザーは字幕だろう!と言う意見も理解するけど、吹替を観るとひとつの映画で色んな楽しみ方ができるし、情報量が格段に増えるし、映像に集中できるし、良いところも沢山あるんですよ。だから好きな映画は字幕と吹替どっちも観ましょうよ、と友達にいつも言ってる。勿論クソゴミファッキン吹替もあるけど。ご存知の通りゴッドファーザーのソフト版吹替(山路和弘)版と前述のテレ朝(野沢那智)版吹替の比較動画がニコ動にあるので、今では貴重な野沢那智の吹替是非観て下さい。多くの吹替観てきたけど日本一だと思います。
このレビューにはネタバレが含まれています
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