クイーンを知らずとも楽しい、知っていればより楽しめる!
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年1月31日 22時23分
役立ち度:0人
総合評価:
4.0
Queenのファンも名前知ってるレベルの人も楽しめる映画。見に行く前は伝記映画でありがちな「雰囲気は似てるけどちょっと違う」を警戒していたのだが、Queenの四人に扮する主役四人のメイクなどの外見からちょっとした仕草、喋り方までかなり再現度が高く、ストーリーに没頭することができた。そのような点でもかなり入り込みやすい映画だと思われる。
ストーリー自体も、Queenの活動と、スーパースターになってしまったフレディの悩み・苦しみをきちんと拾い上げ、その中にもクスッと笑えるシーンを巧妙に織り込んでいくので見応えがある。
そしてもちろん音楽が素晴らしい。ファンには嬉しいレコーディング風景もあればライブシーンもあり、もちろんエンドロールまで満足のいくサウンドが楽しめる。
個人的な一押しポイントは、LIVE AIDの場面で映る、肩を組んでステージ上のフレディを見つめるおそらくゲイカップルの老人と若者。一瞬しかうつらないが、ずっとフレディが自身のセクシュアルアイデンティティに悩み、悩まされ続ける様を見てきた後なので、思わず少し嬉しくなってしまうのだ。是非とも探してみてほしい。
イメージワード
- ・楽しい
- ・悲しい
- ・笑える
- ・泣ける
- ・切ない
- ・かっこいい