ボヘミアン・ラプソディ
1970年のロンドン。ルックスや複雑な出自に劣等感を抱くフレディ・マーキュリー(ラミ・マレック)は、ボーカルが脱退したというブライアン・メイ(グウィリム・リー)とロジャー・テイラー(ベン・ハーディ)のバンドに自分を売り込む。類いまれな歌声に心を奪われた二人は彼をバンドに迎え、さらにジョン・ディーコン(ジョー・マッゼロ)も加わってクイーンとして活動する。やがて「キラー・クイーン」のヒットによってスターダムにのし上がるが、フレディはスキャンダル報道やメンバーとの衝突に苦しむ。
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企画から完成まで8年かかったということだが、スタッフ・キャスト共に 相当苦労しただろうな、という感じが画面からも伝わってくる。 特にキャストたちは、一歩間違えばモノマネのコントになりかねない危険を はらんでいた訳で、そこを乗り越えてここまでのものを作り上げたことに敬服する。 しかしよくよく観ると、作りはどこかいびつな感じもする。 レコード会社の役員室に呼ばれ、楽曲「ボヘミアン・ラプソディ」を批判されるシーンでは、 妙なアップの抜きとか、その他随所に演出と演技がかみあっていないような感じも受けた。 また、クイーンは当初本国イギリスではウケず、 日本での大人気から再評価された歴史があるにも関わらず そこは描かれていなかったりとか、事実との相違もあるものの、 それらの文句を言わせない圧を画面から感じさせてくれる。 その一番の理由はやはりクイーンの楽曲の良さだろう。 簡単に言えば、クイーンの楽曲は映画向きなのだ。古くから「フラッシュ・ゴードン」や 「ハイランダー」で楽曲提供しており、そのドラマチックな作風は映画との相性がメチャクチャ良い。 そしてラストのライブエイドのシーン。 クイーン圧巻のパフォーマンスを再現してくれており、この映画を観た後、You Tubeで 元の映像を見るとその再現度合いが分かって更に面白くなり、 また映画が観たくなるという、無限ループに陥ってしまうのだ。 エンディングの「 Don't Stop Me Now」を演奏するクイーンも良い。 やはり楽曲の良さが映画全体の底上げをしているということなのだろう。
公開から見るまでに時間を空けてしまい、その間に評論や演者のSNSをチェックしすぎたせいか、期待が大きくなりすぎて、それが満たされることはありませんでした。 満足いかなかった理由の一つに『自分が想像していたよりも、QEENというバンドが偉大過ぎた』点があげられます。 どういうことか説明させていただくと…。自分はQEENが現役だった頃を知っている年齢ではないので『知らない音楽と出会えるだろう』という期待を持ってこの映画を観ました。 しかし、QEENというバンドはあまりにも長く愛され続け、ドラマや映画の挿入歌や、CMの音楽として未だに使用されているため、作品に使用されている楽曲のすべてを知っていたのです。 中にはQEENの曲だとは知らなかったが、聞いたことがあった楽曲もありました。 もっと長く活躍できていたら、これ以上にたくさんの楽曲を発表で来ていたのだろうと思うと、残念でしかありません。 QEENというバンドの名前を聞いたことのない人ですらも、楽しめる作品だと思いました。
フレディ・マーキュリーやクイーンのファンにとって、フレディとの別れは本当につらい出来事でした。当時はエイズやゲイについての偏見も強く、彼の死をどう考えていいのかわかりませんでした。しかし、この映画で、彼が亡くなるまでの経過を知ることができて、深々と癒されたような思いがありました。 フレディを演じていたラミ・マレックが、本人にどれだけ似ていたのか、ということについては、個人によってとらえ方が異なるかもしれませんが、私は、もう一度フレディに会えた、と感じました。 他のメンバーの姿や、ライブの様子、演奏なども、かなり丁寧にトレースされていたのではないかと思います。 特にライブのシーンは、本当に会場で演奏を聴いているかのような臨場感があり、盛り上がりました。 また、表題の「ボヘミアン・ラプソディー」という曲を制作しているときのエピソードは、知らないことも多かったし、なるほどこんな仕掛けがあったのね、と興味深かったです。
クイーンをクイーンとして意識して聞いた事がないのに、知っている曲が多いし、テンションが上がる曲が多いのでものすごい高揚感、とても楽しめました。 デメリットは、ボヘミアン・ラプソディ視聴後はずーーっとクイーンの歌を聞きたくなります。笑 事実を元にしたフィクション映画で、一部事実とは異なる描写や時系列があるそうです。なので、純粋なクイーンファンで、事実をねじ負けてほしくなし思想がある方は、アレっ?っと思うシーンがあるかもしれません。 主役も脚本ももちろんフレディー・マーキュリーを主体に置いた作品です。 ラミ・マレックの演技も非常に良かった。本人の普段の写真を見ると、フレディには似ていないのに、歯を入れたり、動き、筋肉の付け方、様々な努力でフレディそのものに見えました。 今の人達が知らない、過去の偉人達がこのような形で掘り起こされるのも素晴らしい事だと思います。見る価値あります。
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