ラストのライブは圧巻
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年2月8日 15時50分
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総合評価:
5.0
イギリスの世界的ロックバンド、QUEENのボーカル、フレディ・マーキュリーの人生を描いた伝記的映画です。
各々がアイディアを出して曲を作り出すところは見ていてワクワクします。フレディは才能があり、バンドメンバーにも恵まれているにも関わらず、ゲイということからバンドメンバーだけでは埋められない孤独を感じ徐々に距離を置いています。自分のことを理解してくれている元妻も新たなパートナーと関係を築いていることを知り、孤独から手軽に自分を認めてくれるマネージャーのポールに洗脳されてく過程は見ていて痛々しかったです。依存が解け、バンドに復帰することになりますが、エイズに感染しており自らの命が長くは残されていないことを知ります。残された時間で家族やバンドメンバー、元妻のメアリーときちんと向き合い、空白の時間を埋めていきます。
ラストのライヴエイドでの映像は本物のフレディが憑依したような演技で、本物を見ているようでした。歌声に鳥肌が立ち、この作品を映画館で見られて良かったです。