大人向けディズニーです
2020年10月7日 21時10分
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総合評価:
5.0
ディズニー作品にしては珍しく、割とシリアスなテーマの作品です。
主人公は「出来損ない」という意味の名前をもつカジモド。
彼の母はジプシーです。フロロー判事はジプシー狩りをしていて、母を追い詰め殺してしまいます。
そしてその母が抱いていた子どもの醜さに驚きます。
ディズニーといえばミュージカル仕立て。この逃走劇から子どもも殺そうとするシーン、そしてそれを司祭が止めるところの主な台詞を歌で表現しています。
場面転換が激しく、物語性のある曲で、映画の始まりから惹きこまれてしまうものがあるのがすごいです。
司祭に止められたその子はカジモドとフロローにより名付けられ、やがてノートルダム寺院の鐘をつく仕事へ。
先に書いた通り、ジプシー狩りやカジモドのような身体に障害がある人への偏見なども描かれているので重いテーマになっています。
でも、ハッピーエンドなので大丈夫です。
個人的には非常に好きな作品なのですが、ディズニー作品の中ではあまり興行収入はよくなかったようです。
ノートルダム寺院も美しく描かれていますし、迫力やテーマなど、大人向けの作品かと思います。