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「全てを理解するには難しい内容の映画」 検察側の罪人 ぽんさんの映画レビュー

検察側の罪人 Killing for the Prosecution

全てを理解するには難しい内容の映画

このレビューにはネタバレが含まれています

2021年9月13日 17時59分 役立ち度:0人
総合評価: 4.0
1回見ただけでは全てを理解するのは大変難しかったです。
全体をまとめて言うなら、人としての正義と法としての正義のぶつかりだと感じました。
人として悪に染めてまでも過去の無念を晴らしたい、許せない最上は法の壁を打ち破れない。怒りのやり場を失った状態で悪魔のささやきをする松重豊演じる諏訪部の役回りは地獄への1歩ですよね。あの年季のありつつひょうひょうとしたした感じがまたいい味だと思います。
真実をねじ曲げてでも貫き通すことを許せない沖野の存在はまさに最上にとって法の壁そのものだったと思います。
冒頭で最上が研修で沖野たちに言っていた言葉が全て自分に返ってくるなんて賢い人間には無かったはずが、1つのことに囚われすぎてズブズブにハマっていく姿はどんな人間にもありえるシナリオでした。
そして、なにより最上が賢すぎて沖野たちにホテルでのことをバレそうになった時の切り返しがうますぎて怖くなりました、絶対敵に回したくない!
詳細評価
  • 物語
  • 配役
  • 映像
  • 演出
  • 音楽
イメージワード
  • ・悲しい
  • ・絶望的
  • ・知的
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