日本のいちばん長い日(1967年、監督:岡本喜八)に関して
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2023年12月8日 17時35分
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総合評価:
4.0
本作は、当時の日本国家の陸軍・海軍・空軍の状況をリアルに描いた、社会派映画作品です。
陸軍の者たちを、❬これ以上、犠牲者が増えるのは回避しなければならない、アメリカ合衆国の無条件降伏に従わなければ日本国家は滅びる❭、と、陸軍の者たちを説得する、阿南陸軍大尉 他 を演ずる 演劇人たちへ の、岡本喜八監督の演出には、鬼気迫るものがあります。
さらに、これに、「明日、重大なラジオ放送が放送されます、日本国家のあらゆる人たちは、必ず、聴くように…」、の、放送に使う、玉音盤を奪取しようとする、陸軍の反乱分子たち、が起こす、226事件、を重ねていますが、破綻を来していません。
次に、ラストクレジットで流れる、佐藤勝作曲の音楽は、本作の主題を表現していて、印象に残るのでした。
これは、かなり、迫真的の映画で、外せません。