紙の月
バブルがはじけて間もない1994年、銀行の契約社員として働く平凡な主婦・梅澤梨花(宮沢りえ)は綿密な仕事への取り組みや周囲への気配りが好意的に評価され、上司や顧客から信頼されるようになる。一方、自分に関心のない夫との関係にむなしさを抱く中、年下の大学生・光太と出会い不倫関係に陥っていく。彼と逢瀬を重ねていくうちに金銭感覚がまひしてしまった梨花は、顧客の預金を使い始めてしまい……。
このレビューにはネタバレが含まれています
どこにでもいるような、宮沢りえ演じる主婦が、悪事にどんどんと手を染めて行く映画です。時代背景が1990年代と、まだまだどこの会社もペーパーワークが主流だった時代、銀行で契約社員になった主人公がいとも簡単に横領を始めてしまいます。騙した顧客や、会社に保管してある証書などからそのうち絶対バレるような横領をしてしまった背景には、専業主婦だった彼女が会社で評価され、それによって当たり前のように海外勤務に同行する為に会社を辞めろというような夫に次第に不満を持っていったこと、と同時に、年下の大学生の男と不倫関係にはまってしまったことが大きいのでしょう。横領した金での豪遊っぷりや生活の乱れ、いつかは終わるであろう若い男との関係、横領の金額はとてつもないけど、誰にでも起こりうる事件なのかもしれないと思わされました。小林聡美や田辺誠一、大島優子といった豪華脇役陣も魅力でしたが、俳優たちのメイクやファッションから、そこまで1994年ぽさが感じられなかったので、もっと忠実に再現して欲しかったです。
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