セッション
名門音楽学校へと入学し、世界に通用するジャズドラマーになろうと決意するニーマン(マイルズ・テラー)。そんな彼を待ち受けていたのは、鬼教師として名をはせるフレッチャー(J・K・シモンズ)だった。ひたすら罵声を浴びせ、完璧な演奏を引き出すためには暴力をも辞さない彼におののきながらも、その指導に必死に食らい付いていくニーマン。だが、フレッチャーのレッスンは次第に狂気じみたものへと変化していく。
ただひたすらジャズドラムの練習に打ち込んで、華やかさとは無縁なキャンパスライフを送るアンドリュー・ニーマン。せっかく映画館で知り合っていい感じなった女子大生のニコルとも、疎遠になってしまうのが残念ですね。そんなニーマンを「楽しんで演奏しろ」のひと言で自身のバンドにスカウトするのがテレンス・フレッチャーですが、その笑顔に騙されてはいけません。 痛烈な罵声や容赦ない叱責はもちろん、時には人種差別的な発言や手が飛んでくることも。日本であればパワハラ指導者として即追放されそうなフレッチャーが、なぜ名門シェイファー音楽院で指揮を執り続けているのか理解に苦しみます。「ネイビーシールズ」など戦争映画のイメージが強いJ・K・シモンズが演じているので、教師というよりも鬼軍曹のように見えてしまうでしょう。 一度は師弟関係を解消したふたりが、場末のバーでお酒を飲みながら語り合うシーンが心に残りました。そこまで完璧なレッスンにこだわる本当の理由、さらには冷徹なフレッチャーが一瞬だけ素顔をさらけ出してしまうので見逃さないでください。
中盤くらいまでは、普通におもしろい映画だなと思ってみていた。ただ、普通。 なぜこんなに評価が高いのか、という事は本当に終盤になってわかった。最後の盛り上がり方、鑑賞している側の感情の高まり方は映画史上トップと言えると思う。本当に衝撃のラストシーン。 フレッチャー教授はずっと怖い小峠に見えていた。本当にすごい演技。本当に嫌な教師。(笑) フレッチャーを演じたJ・K・シモンズさんは、この映画のあるシーンで肋骨を2本骨折したそうだ。 それでも最後まで演じ続け、第72回 ゴールデングローブ賞 (2015年)最優秀助演男優賞を受賞した。納得の結果。彼以外にいないと思う。 デイミアン・チャゼル監督はセッションのあとにラ・ラ・ランドやファーストマンという映画も監督されている。1985年生まれの若さで。今後も期待しています。
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