ファンタジーからホラーへ
このレビューにはネタバレが含まれています
2020年9月8日 12時57分
役立ち度:0人
総合評価:
3.0
グレムリン、数十年前の古い作品ながら強烈な印象を与える作品。
心温まるファンタジーから、悪夢へと誘います。
一躍流行したグレムリンのギズモキャラクター。ぶさ可愛い。。この顔をしている生き物を家族に迎えてともに暮らしていると、おとなしくて、声もとても愛らしいのです。グレムリンをかわいがる飼い主である少年もまたキュートです。父親がなぜそれを買ってきてしまうのか。。父親のキャラクターもいい存在です。我が子のためを思ってのこと。。そして、ペットを飼ってみたくなる、そんな団欒のシーンがあります。
ところが、真夜中に食べ物を与えてはいけない。なんだかよくわからないこの注意事項をアクシデントと雖も破られてしまった瞬間に平和は一転するのです。とても愛らしい性格のグレムリンからは、想像を絶する悪質な生き物が生み出され、そして少年一家を混乱に誘い込むのです。注意事項を破ってしまった瞬間から、いよいよホラーが開始されます。暴れっぷりと行ったらまるで人間のよう。。誰も手がつけられず、ギズモさえも怯えてしまう有様がとてもキュートです。ギズモと凶悪なグレムリンの差、これはもう明白で、そこが面白みでもあります。当時の映像も趣が感じられて、何年経過してもこの作品は刺激的でファンタジック、いいですよ。